小ぶりなスポルテッド模様の入ったトチ一枚板

岩手県産のトチ一枚板

原木から製材して

自然乾燥していたのを

頃合いを見計らって

仕上げることにしました。

両面プレーナーで平らになって

これから塗装に入る一枚板

塗装されていない状態で

遠目から見る限りでは

それほど目立っては見えませんが

いわゆる蒸けた(ふけた)状態の一歩手前。

良い言い方をすれば

「熟成された」

一枚板となるでしょうか。。。。

楽しみなオイル塗装

無塗装ではあまりわからないですが、

菌の繁殖した跡の

「スポルテッド」模様や

白太と赤身の境目

そして最近では

ブルーステインと

呼ばれる

いわゆる”青カビ”

一枚板の中に

いろいろな表情を持っています。

オイル塗装で

どのような見せ方をするのか

とても楽しみです。

オイル仕上げを動画でご覧ください。

塗り始めから

濡れ色がはっきりとあらわれ

独特な表情を見せ始めました。

塗装前とは

ガラリと変わった

色合いになりました。

肌目は

トチらしい

きめ細やかなシルクのようで

角度によって

輝きがかわって見えます。

トチ一枚板
1300×500~530×40㎜
岩手県産
植物油のオイル仕上げ

まとめ

岩手県産の原木から

製材して一枚板になった

栃の木。

動画内でも解説していますが、

ひと昔まえでは

NGと言われてもおかしくない

青カビやスポルテッドが

入った一枚板です。

しかし

無垢材の世界でも

標準的な欠点のないものが

当たり前のように

使われている中で

このような

変わり種を好まれる方も

おられるわけで、

それはそれで

他に同じものが無い、

自分だけの一枚板に

なります。

そういった

思い入れのある

一枚板を使って

今回のような小ぶりな

一枚板でも

カウンターやソファテーブル

PCデスクとして

私たちの目を楽しませてくれます。