股割れが付いた原木の製材【キハダ】
岩手県産キハダ原木の製材
4月に盛岡の原木市場で
仕入れたキハダ原木
サイズは
長さ3m
太さ50㎝
冬季間に伐採された
原木になります。
股割れを一枚板に反映させる製材
この原木の特徴は
末口が幹のところから
大きな枝のような幹が
二股に分かれているところ。
一枚板にしたときに
その股割れが見えるように
その向きで
製材していきます。
この向きで製材していきます。
一枚板になったときに
ここの股割れの部分が
ダイナミックに見えてくれることを
期待します。
製材スタート
製材する角度も
決まったので
ここから製材スタートです。
製材動画をご覧ください
画像で
巾が25~30㎝
8分(25㎜)を製材します。
外側のところは
さすがに杢が動いていて
いい感じなのですが、
巾が狭いことと
外側に近いところは
いくら芯から離れていても
動きのリスクが高いのです。
運よく動かず
反ったりせずに
乾燥したら
8分板は幕板や
階段や壁のアクセントに
提案したりします。
このあたりで
30~40㎝くらいの巾でしょうか
原木の太さから
このあたりの巾で
芯から離れている一枚板です。
この原木の中で
一番いいところです。
厚みは1寸8分(55㎜)に製材します。
キッチンカウンター、PCカウンター
玄関式台など
用途の巾が広がります。
3mあるので
半分の長さにカットして
2枚の板から
150㎝×80㎝ほどの
接ぎ合せのテーブル天板も
造れそうです。
芯に近くなってきたところ
芯に近づいてきたので
木目もおとなしくなり、
節もでてきました。
厚みは1寸8分(55㎜)に
製材します。
製材した一枚板
まとめ
3mのキハダ原木の製材です。
キハダは大好きな木のひとつです。
なんといっても
一枚板になって
乾燥後の色が
なんとも言えません。
淡いチョコレート色になり
オイルで仕上げた
キハダ一枚板は
雰囲気と存在感を兼ね備えた
とても素敵な一枚板になります。
手洗いカウンターになったキハダ一枚板
冬に伐採された
原木なので
自然乾燥も比較的はやく
1年ほどで使えるように
なるものも出てきます。
いまから
仕上がりが楽しみです。
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