一枚板の表面をブラッシング加工する「浮造り仕上げ」
杉などの比較的柔らかい一枚板や床に使うフローリングや壁や天井に使われる壁面材(羽目板 はめいた)などの表面を金タワシのようなものでブラッシングすると、年輪の柔らかい部分(夏に育った夏目と言います)が削れていって年輪の堅い部分(冬に育った冬目といいます)が残っていきます。
表面に年輪の凸凹ができて浮造り仕上げとなります。
下の画像は杉一枚板をうづくり仕上げの作業しているところです。
うづくり仕上げの加工をしている作業動画です。
一枚板の場合だと柔らかい素材、特に杉やネズコの表面に浮造りすることが多いです。
モミの木も、特に柾目が夏目冬目の差がはっきりと出てきれいな浮造りになります。
ナラやケヤキなどの広葉樹にも浮造り加工したことはありましたが、杉などに比べると効果はそれほど見られないです。
ある程度硬めなクリは少し雰囲気が変わっていい感じになることがあります。
うづくり仕上げされたの杉一枚板
浮造り加工の道具
私達はうづくり加工に使う道具はマキタ製のホイールサンダを使っています。
ホイールブラシはナイロン製を採用しています。
工具が無かった昔は萱(かや)を束にしたものや竹ひごを束にして磨いていたようです。
外部などで風雨に晒された自然の浮造りは昔の家の木製の雨戸や外壁、板塀などで見ることができます。
長年、太陽や風雨にさらされて加工せずとも自然に夏目が締まっていき表面が凸凹になっています。
この自然が作り出した浮造りは、加工では出せない深い味わいがあります。
「さんもくウィーク」の詳細は、
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/
木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/
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