【無垢材は怖くない】無垢材にデメリットはないという考え
木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。
無垢材にデメリットが無いなんて、あまりにも極端でちょっと乱暴に聞こえるかもしれません。
私たちは天然素材である無垢材にとって動いたり割れたりというのは、当たり前のことであると考えます。
そのことを知らない方は、木が動く・割れる・反るということをデメリットであるとして、負のレッテルを貼られているのが現状のように思えます。
無垢材の使い方の一つの考え
木の店さんもくではダイニングテーブルや座卓ローテーブルなど、ある程度大きなテーブルは基本的には天板を脚の上に乗せるだけのシンプルな使い方を提案しています。
脚の上に天板が乗っているだけのダイニングテーブル
一枚板は動きます。
これは間違いないことです。
お部屋の温度湿度の環境や季節によって木は反ったり割れたりします。
天板を脚の上に乗せるだけのシンプルな使い方では、板が反って動いた場合は板と脚の間に隙間が空いてガタつきが生じます。
脚と天板が離れた場合は、その間にクッションを詰めることでガタつきをなくすことができます。
反っている一枚板を動画で解説しています。
この動画で紹介されたモンキーポッド一枚板はその後、そのままの反った状態でお客様にご購入していただきました。
そもそも板がそっくり返ってグラスが倒れるほどの一枚板は論外です。
木の店さんもくでは一枚板やカウンター材に使われる無垢材は自然乾燥のみで販売しています。
そしてなるべく手を加えずに自然に近いプレーンな状態で販売しています。
それはなぜかというと、無垢材が年を経るごとにエイジングされていく経年変化を楽しんでいただきたいからです。
そしてメンテナンスしやすい状態で提供したいからです。その結果、天然素材の無垢材だからこそのエイジングを楽しめますし、最終的にはテーブルやカウンターが古道具のような味わいを出せるようになることを目指しているからです。
一枚板のキズについて
お客様から「杉の一枚板をカウンターに使うとキズつきませんか」という質問を多くいただきます。
これも考え方ひとつでとらえ方が大きく変わると思います。
新品のきれいな状態で納品されて大事に使い始めていて、最初についたキズはとてもショッキングなものです。
新車だったり新しい靴やカバンなどと一緒です。
革などもそうだと思いますが、無垢材などの天然素材の場合は、キズが年数を経過することで味として認知されることが当たり前の素材です。
汚れやシミなども同じことが言えます。
最初のシミや汚れキズはとても目立ちますし、精神的なショックも受けます。
しかし使っていくうちに気づかなくなったり目立たなくなったりしていくものです。
そして気が付いたころには使い古された味のあるものになっているのではないでしょうか。
そうしたものになりうるのが、無垢材などの天然素材であると私は考えています。
「さんもくウィーク」の詳細は、
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/
木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/
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一枚板xオイル仕上げの専門店|木の店さんもく 岩手
木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。
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