岩手県産ひのき一枚板

北東北では本来自生していない

ヒノキなのですが、

戦前から少しずつ

戦後になって本格的に

岩手県でも植林されるように

なりました。

これは

戦後の高度経済成長に

伴う住宅の激増に対応するため

杉とともに日本全国で行われた

一大事業だったようです。

一関の原木市場に出品されていた

ヒノキ原木

2500ほどの長さで

幹の途中から二股になっているヒノキ原木。

普通の製材所や、材木業者には

見向きもされない原木のようです。

自分的には見た瞬間、一目ぼれ。

即入札して

なんとか落札できました。

無念の製材

製材の向きは

当然このようにして

二股を活かしたダイナミックな

一枚板を希望していました。

しかしながら、

製材機の高さ90㎝より

大幅に高さを超えて

120㎝ほどになるため、

製材できないことが判明。

やむなく

製材しやすいように

このような製材の向きになりました。

これはこれで

太さも

元口で60~70㎝ほどあるので

地元のヒノキからすれば

だいぶ広い一枚板が

製材できそうです。

今回仕上げたのは

この原木の

反対側を製材してとった

一枚板になります。

反対側

※動画時間が短く

今回の一枚板はこの原木をもう何枚か製材したところのようです。

今回の一枚板は

おそらくこの部分のようです。

製材が終わり

およそ1年

自然乾燥(立てかけたまま放置)

もともと

乾燥が早いヒノキ

そこに加えて

水分の少ない冬伐採された

原木だったので

だいぶ乾いていました。

さっそく

仕上げることにしました。

大きく入り皮がはいっていたところは　

割りばしのような感じで

もろくなっていました。

カットして

全体の長さをつめました。

両面プレーナーで

平らにしてから

サンダーで磨き作業

オイル塗装

これから

オイルで塗装していきます。

塗装&解説動画

ひのき一枚板【岩手】　
1830×460~630×47㎜
植物油のオイル仕上げ