ブビンガ床柱の仕上げ

20年以上前に造られた

ブビンガの床柱です。

表面は当時の塗装で

ウレタンが塗られています。

画像ではわからないのですが、

20年の歳月により

ウレタン塗装の塗膜が縮み

さわると表面が

波打っているような手触りです。

ウレタン塗装の塗膜も

劣化していて

中身の無垢材の杢目が

見えにくくなっています。

ブビンガという木について

ブビンガという木は

私個人として、この仕事に就いたときには

会社にも在庫がたくさんあり

取り扱い歴も長いです。

外材のなかでは比較的

身近な材料のひとつであります。

しかし知らないこともたくさんあり

アフリカ産とは知っていても

あの広大な

アフリカのどのあたりの地域なのか

知らないことばかりです。

杢のバリエーションも

豊富な銘木です。

ブビンガという木について

とても興味深く、

そして

深く追及されたコラムが

ありますので、

ぜひそちらを

ご覧ください。

ステッキ専門店ラカッポ
ブビンガについて

ブビンガ床柱の仕上げ直し

ウレタン塗装された

ブビンガの柱を

いったん削り

塗装をすべて取り除きました。

塗装が取れた

生地の状態のブビンガ柱

塗装をとると

すこし杢はぼやけてしまいますが、

それでも

前面に躍動した杢が乗っていて

それだけでも

存在感のある一本です。

最終的には

オイルで仕上げます。

塗装前に

各表面をサンダーで磨きます。

オイル塗装

いつものように

植物油のオイル仕上げをしていきます。

植物油のオイル仕上げ&解説動画

オイルを塗っただけで

杢がくっきりと浮かび上がってきて

立体的な表情が現れました。

芯去り材

柱の脇は

きれいな柾目になっています。

柾目材が見えるということは

この柱は大きな原木からとれた

芯がない部分「芯去り材」ということがわかります。

【床柱】ブビンガ　
3000×145×145㎜
植物油のオイル仕上げ

ブビンガ床柱の施工事例