一枚板にオイル着色【色ムラや色の薄さ】で困ってませんか? オイル着色のトラブル解消方法
木の店さんもく、近江です。ご覧いただきありがとうございます。
今回は一枚板のオイル塗装で「着色塗装のトラブル」で困っている方に向けて紹介している内容になります。
木の店さんもくでは、通常、オイル仕上げの塗装は主にクリアーの透明仕上げが使用されています。
木のありのままの状態で仕上げたいので着色することはほとんどありません。
着色塗装で色ムラが出る原因
オスモカラーなど植物油の自然塗料によるオイル塗装の場合、着色塗装する際は気を付けなければならないことがあります。
サンディングした一枚板や塗装されていない「無塗装」の無垢フローリングを着色塗装したことがある方は、こんな経験があるかと思います。
着色したけど、なんか薄い、、、カタログの色よりも薄くみえる。
塗ってみたらなんだか色ムラが予想してたより目立つ。
着色塗装で色が薄かったり、色ムラが目立つような塗装には以下の原因が考えられます。
それは
サンディングの粗さで着色の仕上がりが変わる
ということです。
サンディングによる濃さの違いを検証してみた。
実際に、クリ一枚板を使ってサンディングの粗さによってどれほど仕上がりの色具合に違いがあるのかを検証してみたいと思います。
くり一枚板
塗装されていないくり一枚板を題材に2通りのサンディングで検証してみます。
板を二等分にして2種類の番手のヤスリでそれぞれサンディングしていきます。
ヤスリの番手(粗さ)は
普段仕上げとしてよく使う#240番
仕上げにはほぼ使わない、結構粗めな#80番
紙テープを境にそれぞれをサンディングしていきます。
動画でも解説していますのでぜひご覧ください。
こんなに違う!?
240番と80番でそれぞれサンディングしたのち着色塗装しました。
着色はオスモカラーウッドワックス「エボニー」を塗っていきます。
だいぶ色味が違うことが確認できます。
奥の色が薄い方が、経験的にこんな感じの色の濃さのような感じがします。
「思ってたよりもなんだか薄く感じるなぁ」といった具合に。
オイルのクリアー仕上げとは違って着色の場合は少し粗めのサンディングをした方が実際の色に近いしっかりと板の大面に顔料がしみ込んでいくことがわかります。
画像でもだいぶ違いが分かるかと思います。
今後また機会があったら別な色味の着色も検証していきたいと思います。
DIYやテーブルを作製するときに着色を吟味する際にぜひサンディングによる着色の濃さの影響も検討されるとよいでしょう。
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ご自分で一枚板やフローリングにオイルを塗って仕上げてみたい方など、今回のブログが参考になればうれしいです。
オイルは何がいいんだろう? 耳のところの塗装はどうすれば? どこで塗ればいいの?
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