冬季伐採の原木

一関の原木市場にいってきました。

今年は初になります。

冬季伐採の原木シーズンとしては

11月ころから5月ころまでの原木が

冬季に伐採されたものが多く出ています。

なぜ冬季に伐採された原木を求めるのか

以前にブログを書いたのでご覧ください。

冬季伐採の原木を求める理由

今回の原木の下見は

動画でも配信しています

シーズン真っ只中なはずですが、

例年の原木市場に比べて

原木の量は少ないです。

山の仕事がなかなか厳しく

林業として成り立つことが難しくなっています。

そのような理由もあり

山などで原木が伐採されることが少なくなってきて

原木が市場に入ってこない、

という悪循環になっています。

年末年始の大雪で

原木も雪に埋まっていました。

杉原木

この３本で1本の立木だったようです。

左から1番玉(元玉)、2番玉、3番玉となっています。

1番玉、2番玉は

枝などが無く、

無節材の

いわゆる役物が取れる原木となっています。

3番玉は見た目で枝跡が見えています。

役物材は取れませんが、

大きな枝跡があるので

一枚板を製材した場合は

きれいな丸節の入った板が

取れそうです。

けやき原木

弓なりになっていて

元口の方がグッと太くなっていて

カタチがおもしろい原木です。

赤身が多く、皮肌の感じからも

雰囲気ある一枚板がとれそうです。

くり原木

大きく二股が残った

クリ原木です。

太さは元口で50㎝ほどなので

あまり太くは無い原木です。

目詰みは細かく良さそうですが、

少しカタチがいびつなので

しっかりした一枚板が何枚とれるか、、

いわゆる歩留まりが良くない

原木です。

とはいえ

カタチがなかなか面白く

見入ってしまいます。

皮肌のシワから

動きのありそうな

杢目が期待できそうです。

 くり原木

長さが5メートルの

クリ原木です。

なかなかこの長さは

珍しいと思います。

カフェなどに向く

シンボリックな

長いカウンターが取れそうです。