大きな二股のヒノキ原木の製材
岩手県産ヒノキ原木
岩手県産のヒノキ原木
長さ240㎝
元口太さ80㎝ほど
末口が二股に変われていて
それぞれの径が40㎝ほど
二股の末口部分
元口
このように
股割れの部分が
Yの字に
なるような一枚板を
取るイメージでしたが
股割れのところからの
入り皮に腐れが
けっこう股の深くまで
入っている感じだったので
このまま製材しても
一枚板にしたときに
Yの部分が腐れて
使えないとあまり
意味がないので、
この向きは
やめることにしました。
この向きに変えて
製材します。
こちらが元口
製材をします。
毎回のことですが、
製材の向きを決めて
これでイイのかの自問を
一瞬のうちに考えめぐらし
OKサインを出して
製材がスタートする
その
最初のノコ入れは
緊張と不安とワクワクは
いつもよぎります。
ヒノキを製材すると
とたんに
辺り一面
ヒノキの香りが充満してきて
テンションが上がります。
なかなか
木味の良い
本来ヒノキの産地ではない
岩手産のヒノキの割には年輪も
それほど大きくないので
イイ感じの一枚板が
とれそうです。
元口の芯の廻りの一枚板
原木を回して反対側を製材していきます。
反対側からの製材スタート
またすこし
表情の違う
木目がでできました。
これも
原木製材では
たまにありますが、
最初にガッカリした後に
反対側の製材で
気に入った木目が
出てきてガッツポーズ
ということも
あったりします。
節が少なく
製材した一枚板も
冬伐採のおかげで
水分もそれほど多くない
軽めの一枚板がとれました。
まとめ
今回製材した
ヒノキの原木は
長さ2.4m
太さが
元口で80ほど
末口が二股で40㎝×2
すべて一枚板を
製材しました。
製材の厚みは
最初の様子見で
8分板(25㎜)を数枚
巾が広くなってくるに
つれて1寸(30㎜)
1寸5分(45㎜)と
製材していき、
一番大きなサイズで
巾35㎝~75㎝ほど
厚みは1寸8分(55㎜)の
一枚板を製材しました。
一枚一枚
製材しながら
杢の具合
割れ、節
そして
原木の芯との距離を
見ながら
どれくらいの厚みで
一枚板をとるべきか
それを常に考えての
製材でした。
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一枚板xオイル仕上げの専門店|木の店さんもく 岩手
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