巾1メートル超 杉一枚板

特大サイズの一枚板を希望されるお客様

長さは2500以上

そして巾は1ｍ

これが依頼主の希望する

サイズでした。

樹種にはこだわりが

それほどない、

とのことですが、

倉庫内の一枚板を見ながら

気になる一枚板の前で

脚を止めるさまを見ながら

なんとなく

こんな感じの板が好きなのかな

こういった板はあまり

好きではないのかな、、、

そんな

好みの雰囲気が見え隠れして

話を聞きながら

大きさとイメージから

お客様が喜ばれる一枚板は

どんな感じなのか、

思い描いていきます。

とはいえ

倉庫にある一枚板の中に

そのような

ビックサイズは

数枚しかなく、

場合によっては

2枚の板を接ぎ合せて

天板にする

という選択肢も

当然出てきました。

少しお時間をいただくことにして

数日後

板の大きさから

杉であれば

なんとか案内できそうな

感じで

あとは

その板がもつ雰囲気が

お客様に

気に入ってもらえるか

というところになります。

そして

提案した一枚板が

こちらです。

杉板材

長さは2.6ｍ

巾は950～1150㎜

厚みは8㎝

サイズ的には

ほぼピッタリの一枚板です。

荒木素材の状態から

両面プレーナーで平らに削り

表面にうづくり加工で

ブラッシング仕上げ

だいぶ完成形に

近づいてきて

大きさもさることながら

年輪の細かさ

赤身の深さなど

とても存在感がある一枚板です。

オイル仕上げでさらに渋く

やはり一番の楽しみは

オイル仕上げ。

植物油によって

どんな濡れ色に仕上がるのか

とてもわくわくする作業です。

植物油のオイル塗装＆解説動画

オイルによる濡れ色は

予想以上で

板の大部分を占める

赤身の色が

もう、

なんとも言えない

渋さ深さと

高樹齢の杉の内部からでてくる

脂分と相まって

吸い込まれそうな感覚に

なるほどです。

塗装から数日後

お客様に

仕上がった一枚板を

見ていただき、

天板にあわせた

オリジナル脚の特注サイズと共に

納品させていただくことに

なりました。

納品

納品には搬入の際

お客様とお知り合いの皆さんにも

手伝っていただき、

定位置に据えることができました。

とても広いLDKで

このビッグサイズの

天板が必要な意味も

すぐに理解できました。

それくらい

ダイニングスペースに

このテーブルが

ピッタリ

しっくり収まっていました。