2枚の一枚板でテーブル天板を製作
岩手県産くり一枚板でテーブル製作
岩手県産のクリ原木から
製材した一枚板です。
何年か自然乾燥したものです。
ここに並べたくり一枚板のなかから
接ぎ合わせて
テーブルの天板と
一枚板のカウンターを仕上げます。
接ぎ合わせのいろいろ
テーブルの天板を作るのですが
くり一枚板を2枚つかって
そのままハギ合わせるのではなく、
一方をタテ割して両サイドに使い
3枚接ぎ合わせにします。
原木から一枚板だけを
製材すると
何枚か一枚板ができるのですが、
その中には必ず1枚か2枚
芯が入った
いわゆる”芯持ち材”の一枚板が入ります。
原木一本に芯は1本で
なぜ1枚だけではないかと言うと
真っすぐな原木はまれで
だいたい大きく曲がっているか
少し曲がっているのです。
1本の原木から製材した
何枚かの一枚板の木口をみてみると
片方は芯が入っていて
もう片方は芯が無くなっている(ずれて隣の板にいったのです)
そんな板が2枚ほどはあるのです。
芯廻りで一枚板をとらずに
15㎝~20㎝くらいの厚みにして
後々
厚い盤の両脇を利用して
柱をとったり
框をとったりもします。
芯持ち一枚板は割って両サイドに使います
今回製材したクリの原木は
芯廻り
厚み75~80㎜くらいの厚板に製材していました。
だいたい接ぎ合わせが決まって
3枚並べた板。
両サイドは芯持ち材を割った板です。
主役の天板
何枚かハギ合わせが完了したうちの
今回の主役の天板が
こちらです。
塗装直前
3枚接ぎ合わせていて、
両サイドの2枚が元は
芯持ちの一枚板でした。
大きな節が一か所
節の中が欠けていたり
割れていたりしたところを
パテで補修しています。
塗装風景も撮り忘れたのではなく、
塗装動画を撮っていました。
完成です。
木裏です
裏面もパテ補修はしているので
裏面使いもできます。
両側の板が
柾目が多い”追い柾”(板目が少し入った柾目)
なので
一枚板全体で統一感ある仕上がりになったと思います。
納品
納品先は
ゆい工房さんの手掛けられたお宅です。
お施主様は
お店に来ていただき、
今回のテーブルのご依頼をいただきました。
ステキなお家ともども
くりテーブルも家族の一員のように
末永く
よろしくお願いいたします。
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一枚板xオイル仕上げの専門店|木の店さんもく 岩手
木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。
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