杉一枚板でＬ型の鮨（すし）カウンター

今回お話をいただいた

お寿司屋さんのカウンターに使われる

杉板材です。

60cmほどある巾の中に

両サイドまで赤身が多く入っています。

この４ｍの杉板材を２枚使って

L型のカウンターになります。

製作開始

いつも一枚板と同じように

プレーナー仕上げをして

両面を平らに削りました。

シンプルな板目の中に

動きのある木目も現れてきました。

赤身使い

今回、こちらのカウンターは

板の赤身だけを見せるように使われるので

店舗のお客様側の耳を切り落として

赤身のストレートカットカウンターにします。

板前さん側の方は

付け台が乗るので

耳はそのまま残して仕上げていきます。

片側だけ耳落しのストレートカットになります。

カウンターの合わせ面は45度でカットしました。

オイル仕上げ

切り落として余った板は

座卓の天板サイズになります。

つけ台

カウンターの上部につけられる

付け台(つけだい)と言われる

職人さんが握ったお寿司を

お客さんに手渡す際の台となります。

今回、付け台は

杉の赤身だけを使った柾目

「赤柾(あかまさ)」を用意しました。

荒木素材の状態で

職人さんと打ち合わせをします。

サイズなど板にチョークで書きながら

板のどこでカットするかなどを

決めていきます。

カットされた柾板

両面プレーナーで削って

サイズに合わせてカットしていきます。

長さは現場で大工さんに

カットしてもらうので

長いまま仕上げます。

Ｌ型の合わせ部分

ナナメにカットされています。

まな板に使われる青森ひば一枚板

工事開始直後の現場

鮨 ゆたか

完成