雰囲気たっぷりケヤキ一枚板を仕上げました。

以前、入荷したケヤキ板材です。

業者さんから仕入れた板材だったのですが、

まずは、

その異形な見た目に惹き込まれました。

仕入れ時にはすでに

乾燥している感じだったので、

しばらくの期間

様子をみて

仕上げることになりました。

高樹齢のケヤキ特有の

年輪が緻密なことと

杢の動きが躍動していて

景色がいたるところにあります。

木表の台面の中ほどが

原木の皮の部分になっていて

テーブルなどの用途だと

機能的に

かなり不便を感じる

天板になりそうです。

反対側の木裏側も

杢がよく乗っていて

なおかつ

台面が普通に平らになっているので

木裏使いで

テーブルの天板には

問題なく使えそうです。

木裏面

両面プレーナーで平らに削り

耳の仕上げや

サンディングで仕上げていきます。

板の中に大きくえぐれた

節あとがあります。

この部分をどうしようか

悩みましたが

今回は

パテ埋めなどの補修は

あえてせずに

このままの状態で

仕上げてみることにします。

同様に

入皮の細かい朽ちたところや

ちょっとした割れなども

何もせずに

このまま仕上げることにしました。

オイル仕上げ

ここから

オイル仕上げをしていきます。

木表面

木裏面

植物油のオイル仕上げ＆解説動画

裏面のオイル仕上げ

表面のオイル仕上げ

節の朽ちたところ

本来ならばウレタンなどの樹脂を

流し込んで

パテ埋め処理をすることが多いのですが、

ほぼ何もせずに

そのまま

オイルを塗るだけの

仕上げにました。

功を奏してか

グッと来る仕上がりになったと思います。

台面に大きく入り込んだ耳の部分

耳の部分も

オイルを塗ることで

深みがでて

渋くしあがりました。

けやき一枚板【高樹齢】
1720×260~700×58㎜

納品後

お客様のもとへ納品となり、

後日、設置されたケヤキ一枚板が届きました。

一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/

木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/