丸柱を使った数寄屋テイスト床の間

６畳間　縁付き畳

左床の間

畳床

床柱：ひのき錆丸太　切り柱

落し掛け：桐貼物落し掛け　3尺

リュクス

床柱はどっち？

こちらの床の間はすこし変形のもので

床柱を床框がある杉角柱を見るか

落し掛けが絡むひのき錆丸太と見るか

杉の角柱には収納があり

掛け軸などかざる床飾りは

ひのき錆丸太のスペースになるので

こちらを床柱と見るようになります。

切り柱にして

下部に空間をつくり

スッキリ見せている。

6尺(1820)間口の床の間に

収納、中柱(この場合は床柱としてひのき錆丸太のこと)

が入り込んでいても

整然と落ち着いて見えるのは

切り柱にしたことに

よるところが大きいのではないでしょうか。

畳床

部屋の畳とは色を変えた

龍鬢(りゅうびん)畳

部屋の畳と床の間の畳が

違うだけで

床の間空間が創り出せます。

床の間が畳床となると

京風ですね、

と言われることがありますが、

本来

床の間は

畳床が正式とされます。

東日本、東北では

板床が多く見られ

板床が本式のように

思われていますが、

畳床が本来の床の間の

スタイルです。

床框

床框は磨き丸太の４方を

落した面に

カシュー塗りの面皮框

前地板は脂松貼物

框束は杉材で

丈夫に少しあいだがあいて

同じ杉で

収納の戸当たり板になっています。

このバランスもステキなところです。

観音開きの収納下に

太さ３分(9㎜)ほどの

晒し竹を三本