小ぶりな岩手のカエデ一枚板をオイル仕上げしたら、朽ちたところが魅せどころに
木の店さんもく、店主の近江です。
数年前に地元一関で仕入れたイタヤカエデの原木を製材しました。
この原木、
見た目以上に出入りがあって凹凸が目立つものでした。
そんなこともあって原木の外側から挽き始めの数枚は
特徴ある形の一枚板でした。
挽き進めてくと巾の広い材面がみえてきました。
白太の立体的な木目も現れています。
製材された一枚板
その中のひとつがこちらの一枚板になります。
製材から数年間、自然乾燥して動きがあったのの
大きく反ったり動くこともなかったのですが、
長さ方向に弓形に動いてしまったので、長さをカットして小ぶりな一枚板として
仕上げることになりました。
大きく朽ちたところは杉皮を使ってパテ補修で埋めました。
サンディング、耳仕上げの加工作業で、だいぶいい感じになってきました。
塗装できる状態まで整ったカエデ一枚板。
ここからオイル塗装の作業に入ります。
植物油のオイル塗装&解説動画
オイル塗装が終わって
濡れ色と合わせて大部分を占める白太の淡い木目が出てきました。
イタヤカエデの木目は、見る角度や光の加減によって
印象が変わって映り、キラキラした木目が立体的に見えたりして
色んな表情を楽しむことができます。
大きく朽ちて傷みがひどかったところを
杉皮を使ったパテ埋め補修で
自然でいい感じのアクセントになって、一枚板全体のなかでも景色になったと思います。
お客様にご購入いただき、
アイアン脚の上に乗せて飾りテーブルのような感じになりました。
「さんもくデー」の詳細は、
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/
木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/
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