淡い木目の白太の中に朽ちた赤身が浮かんだ、岩手のイタヤカエデ一枚板
こんにちは、木の店さんもくの店主です。
本日は、岩手県産のカエデ一枚板を、あらためてご紹介したいと思います。
サイズは2060×450~600×53㎜です。
およそ6年前に地元一関の原木市場で仕入れて、製材しました。
数年自然乾燥の後、オイル仕上げしました。
もともと4mの長い原木だったのですが、
九の字に曲がっていて、製材が困難だったため、
長さをカットして、一枚板を製材しました。
白太と躍動する杢の中に、朽ちた赤身が浮かぶ
他の樹種とはちょっと違い、カエデやトチは白太を愛でる木とされています。
原木も芯に近いところまで白太だらけの物があったりして
よくある白太が外側で赤身が中という原木とは見た目も違います。
市場などでもトチやカエデに限っては白太材は人気で、
びっくりするような競り上りを見せる一枚板なども見かけます。
白トチで淡い木の中に縮み杢がはいったギラギラな木目や
エレキギターのトップ材に使われるカエデ(メープル)も白太で縮み杢が横に入り
ギブソンレスポールの「トラ目」が入ったサンバーストギターは
ギターキッズには憧れの的です。
このトチとカエデはどちらも白太が使われていて
原木でも中心部分の近くまで白太が占めているような個体があったり
他の樹種とは毛色が違うように思います。
淡い白太の木目の中に立体的な木目や柾目に縮みが入った材は
とても珍しく昔から珍重されてきました。
このカエデ一枚板も、ところどころ赤身は入りながらも白太に淡い木目が乗っていて
さらに木目が細かく動きがあるところは
もわもわっと躍動していて思わず引き込まれるような景色を見せています。
このカエデは岩手県産の原木から製材した一枚板なのですが、
白太の中に赤身が浮き出るような一枚板が数枚取れた記憶があります。
赤身は動きやすく、乾燥後も赤身を中心に割れが出たのですが、
赤身の中が朽ちていて穴のようになっていたことで
酷い割れはなく、朽ちたところをパテ埋めで補修して
いい感じに仕上げることができたと思います。
耳も個性的で基本は直角に近い角度ですが
面皮が大きく上を向いている耳がアクセントになっていて
一枚板の形にもなっていて特徴あります。
こんな使い方ができるかもしれません
一枚板のサイズが2060×450~600×53㎜です。
サイズ的なところからですと、カウンターテーブル
PCデスクの天板や書斎カウンターで
自分だけの空間で木目とカタチを楽しみながら
PCワークや趣味の時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
カフェやショップのカウンターとして
たくさんのお客様の目に触れるお店の顔ともいえるような
シンボリックな一枚板となると思います。
木の店さんもくオリジナル脚セットに乗せてみました。
脚セットを通常の使い方とは90度向きを変えて一枚板を乗せると
カウンターテーブル、PCカウンターのような使い方ができます。
テーブル脚セット【くり&シタン&ロックファー】【オイル塗装 仕上げ済み】
ご購入はこちらから
このカエデ一枚板は、このページからお求めいただけます。
かえで一枚板【岩手】2060×450~600×53㎜【オイル塗装 仕上げ済み】base shop
商品ページにはこの一枚板の他の写真がたくさんありますので、
ご興味を持たれた方は是非ご覧になってみてください。
かえで一枚板【岩手】2060×450~600×53㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
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一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。
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