一枚板が向いていない使用環境というのものはあるのでしょうか?
お客様によく聞かれる質問のひとつに
「一枚板を使わないほうがいい場所は、あるでしょうか?」というものがあります。
写真は青森ひば一枚板【高樹齢】1900×770~910×43㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
家族のように長く大事に付き合っていきたい良い一枚板を見つけたので、
「板の健康」のために気をつけたほうが良いことはあるのだろうか、
というお気持ちから、そのように質問されるのだろうか、と感じます。
直射日光と極度の乾燥は気をつける
そんな時、私はよく「人間が住んでいるところなら、大体どんなところでも大丈夫です」とお答えすることが多いです。
写真はお客様にお送りいただいたダイニングでのブラックウォールナット一枚板
人間がずっとそこにいても健康でいられる環境であれば、一枚板もまず健康に過ごせるものと考えています。
しかし、
雨風にさらされる屋外
直射日光が長時間当たり続けるところ
エアコンの風がずっと当たり続けるところ
これらは人間にとってだけでなく、一枚板の健康にとっても良くない場所になります。人間同様、紫外線や極度の乾燥は一枚板も苦手なのです。
そうは言っても、大きく気をつけるべきことがあるとしたらそのくらいで、
貴重な骨董品や美術品を保管する時ほど悩む必要はないように思います。
もし、エアコンの風が長時間ダイレクトに当たり続けることが考えられそうでしたら、
サーキュレーターを併用したり、長時間直射日光が当たる窓際で書斎机として板を使う場合などは、
レースカーテンで軽く遮光するといった工夫が考えられます。
とはいっても、極端な環境でなければ、あまり気にされる必要はないかなとも思います。
また、これと関連するよくあるご質問として、年間を通して高温多湿な島で使う予定だけれど大丈夫でしょうか?
といったご相談、反対に、湿度が低い山地で使う予定だけれど大丈夫でしょうか?
といったご相談を受けることも、よくあります。
その場合は、一枚板を使う予定の「地域・地方」といったスケールの大きい環境はあまり考える必要はなく、
「お家の中のどんな場所で使うか」といった、より小さい環境のほうが、大事になるというのが私の考えです。
結局のところ、どんな地域でも、人間が健康に暮らせる空間でしたら、
一枚板も上で書いたようなことだけ気を付けていただければ、大丈夫かなと思います。
ご相談はお気軽に
余談ですが、たとえばお店や施設の「看板」として、一枚板を屋外に設置して使いたい場合などは、
木の店さんもくでは紫外線に強いタイプのオイルで仕上げるといった工夫をしています(下の記事でも詳しく紹介しています。ご興味のある方は是非お読みください)。
板をこんな環境で、こんな風に使いたいのだけれど、大丈夫だろうか? といった疑問などがございましたら、店頭はもちろんのこと、お気軽にお電話で、またはお問い合わせフォームからでもご相談いただければ幸いです。
「さんもくデー」の詳細は、
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/
木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/
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一枚板xオイル仕上げの専門店|木の店さんもく 岩手
木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。
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