神代など埋もれ木のメッカ、秋田県にかほ市へ行ってきました。
先日、お買い上げいただいたお客様へ一枚板を届けるために秋田県に行ってきました。
トチやイタヤカエデ、ナラなどカウンターやテーブルにお使いになる
それぞれがとても個性ある一枚板たちです。
こちらはトチ一枚板で、ダイニングテーブルの天板になる予定です。
岩手県産イタヤカエデの一枚板はPCデスクの天板になります。
立体的な木目や朽ちたところ、耳など見どころ盛りだくさんの一枚板です。
納品はお客様にお手伝いいただき、室内に無事搬入することができました。
通常一枚板など商品をご購入いただくと、貨物便で配送してもらってお客様にお届けするのですが、
今回、配達に伺ったのは、
お客様のお宅が秋田県のにかほ市だったのですが、同市には象潟(
象潟は鳥海山の麓にある町で、
象潟郷土資料館へ行ってきた
いろいろ調べたら神代など埋もれ木のことを紹介する施設があって
そこへ行ってきました。
秋田県にかほ市象潟町にある象潟郷土資料館。
建物に入る前に、雨風が防げるような仮屋があって、
長さ7m、直径1mという神代杉の巨木。
壁が波板になっていてサッシの出入り口を試しに開けてみると、神代杉の原木を生で見ることができました。
2500年の間、土中で眠っていた神代杉はなかなか凄い迫力でした。
なんのための船なのかわかりませんが、
その上にも神代杉の真っ黒な原木破片のように見えるものがあります。
原木の外側はほとんど朽ちた状態で、
鬼皮どころか耳と呼べるような部分も腐食してこのようになったのでしょうか。
神代杉の原木にどんなパワーがあるのかわかりませんが、
まだ郷土資料館の建物にも入っていないのに、こんなに楽しい。
外看板の説明を一通り見ていきます。(まだ外、、、)
活火山の鳥海山は2500年前は噴火ではなく、
山体崩壊という大規模な山崩れによる”岩なだれ”によって樹々がなぎ倒され地中に埋まったようです。
同じ神代でも、火山灰が降り積もった埋もれ木とはどうやら違う埋もれ方をしたようです。
もしかしたら、川底や湖底に埋まった埋もれ木と似ているのかとも思いました。
同業の銘木匠に以前聞いたことがありますが、立木のまま降り積もった火山灰による埋もれ木と、山崩れによる地中の埋もれ木や洪水などで流されて湖底、川底の埋もれ木は材料としての性質や色の出方などが違うと言われていたことを思い出しました。
鳥海山が山体崩壊でどのような崩れ方をしたのか、
土砂とともに木々はどのように流されたのかなど地図などでわかりやすく解説していて
新たに知ることもたくさんありました。(ここもまだ外、、、)
資料館の外に展示されている神代杉の原木や立て看板の解説を見たあとに、
ようやく本館に入っていきます。
郷土資料館の2階に神代に関する展示物がありました。
海岸に近い活火山の鳥海山では、
これは以前秋田の銘木市場で聞いたことがあって
海の方で見つかった神代物が出品されていたこともあったようです。
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