”カビ”を愛でる柱や、エンジュの飾り柱の新作ができました。
こんにちは、木の店さんもく、近江です。
いつもありがとうございます。
今回は和室の床柱(とこばしら)や飾り柱として
使われる柱の新作ができました。
カビを生やして文様を楽しむ、ひのき錆面皮柱
桧錆面皮柱(ひのき さび めんかわ はしら)と呼ばれる飾り柱になります。
伐採の時期から特殊で、初夏の山で伐採後に皮を剥き、自然にカビが生えるようにします。
磨き丸太の表面にカビが文様になります。
数寄屋材といって、茶室や数寄屋建築の材料として飾り柱だけではなくサイズによっては横物や天井の棟木や垂木(たるき)などでも見かけます。
今回は錆丸太の四方をカットした面皮柱としました。丸太のツルッとしたところに錆文様があり、カットして面(つら)をつけた面には桧の板目が見えます。
オイルとの相性もよく、コントラストが効いた飾り柱に仕上がりました。
【床柱・飾り柱】ひのき錆面皮柱 2950×105×105㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
ひのき錆面皮柱の施工事例です。
新築住宅のリビング、ダイニングの一角に飾り柱として使っています。
赤身と白太のコントラスト、槐(エンジュ)飾り柱
北海道産の槐(えんじゅ)の柱になります。
地元岩手県や東北、東日本でも戦後の日本住宅の和室、床の間で床柱として数多く使われてきた飾り柱になります。
槐は漢字で木編(きへん)に鬼と書いて一字で「槐」「えんじゅ」と読みます。
木の中に鬼が守り神として邪気などを払うといったり、延寿(えんじゅ)の当て字で縁起を担ぐシンボリックな柱として使われてきたように思います。
独特な色合いの濃い赤み部分と、両サイドに走る白太のコントラストが目を惹きつける存在感ある柱に仕上がっています。
【床柱・飾り柱】 エンジュ 3230×170×180㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
槐床柱の施工事例です。
和室床の間の床柱として使っています。
槐床柱を使った床の間の事例になります。
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/7110/
今回の新作は床柱や飾り柱として使われる柱をご案内しました。
日本住宅の和室に使われることがメインとなる材料ですが。
現代の洋風化が進んだ住宅スタイルでも、そこで生活し、暮らしているのは日本人にとって
リビングやダイニングなどの飾り柱としても心豊かに暮らすアイテムとなると考えています。
和の空間【床の間事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/3176/
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