こんにちは、木の店さんもく、店主の近江です。

今日は一枚板の活用事例として「コンソールテーブル」と呼ばれるものを、ご紹介します。

「コンソールテーブル」とは、もともとはヨーロッパのお城で、四本の脚ではなく、壁から突き出した装飾性の高い「持ち送り」に据え付けられていたもので、二本の柱や二つの窓のあいだの狭いスペースを有効活用するものだったようです。

現代では、「コンソールテーブル」とネット通販で検索すると、巾（奥行き）の狭い天板に、スリムなアイアンレッグを組み合わせた完成品が多数ヒットします。壁際の、ちょっとしたスペースを有効活用できる巾狭のカウンター的なものとして、人気があるようです。

一枚板をコンソールテーブルとして使った例

最近、自分で仕上げる一枚板シリーズから、ヒバの一枚板をお買い上げいただいたお客様の写真を見ていて、まさにこの「コンソールテーブル」のような使われ方をしているのが興味深く、写真を送っていただきました。

ネット通販で、コンソールテーブル向けのアイアンレッグ単体を手に入れられたそうで、奥行き20cm、長さ40cm、高さ87cmというスペックのものを使われているとのことです。

A様にお買い上げいただいたヒバの一枚板は、木裏の広い面がだいたい30〜31cmくらいの奥行きで、それをアイアン脚の上に「置くだけ」で使われているそうです。

A様によれば、壁際にぴったり板を押し付けるようにすると、板の厚み部分が壁に対して上下に動かなくなるため、そこそこ安定するそうです。

しかし、高さのあるアイアンレッグなので、大きい地震のある時はモノが落ちるような気がするので、あまり重いものは常には置かない使い方にされているそうです。

たまに植物を日光浴させたり、立ったままノートパソコンで書き物をしたり、ぬいぐるみの飾り台にするのも良いのではないか、とのお話を聞くことができました。

こうした飾り台的なテーブルを壁に据える場合、L字型のアイアンパーツを壁に取り付ける方法が考えられますが、壁に加工できない賃貸住宅などでは、このようにアイアンレッグを使ったコンソールテーブルという考え方が、大いに参考になりそうです。

壁の狭いスペースのほかに、玄関に置いて、家の鍵や除菌スプレーなど、出入りの際によく使うものを置いておくのにも良いようです。

また、敷地の狭いカフェなどでは、このコンソールテーブルサイズの板をカウンターとして使っているお店も結構あるようです。飲食店でも活躍しそうですね。

コンソールテーブル向きの一枚板をご紹介

木の店さんもくには、こうしたコンソールテーブルとして活躍してくれそうなサイズの一枚板の在庫が、たくさんございます。「巾が狭い一枚板」カテゴリーに、特に豊富に品揃えがございますので、ぜひご覧ください。

下に、いくつかおすすめ品をピックアップしてみました。2m前後の長いものから、1m前後の小ぶりのものまで、たくさん取り揃えております。

イチイ一枚板【岩手】2200×30~300×33㎜【オイル塗装 仕上げ済み】

コンソールテーブル用アイアン脚に乗せてみました。

なら一枚板【岩手】1850×200~230×65㎜

コンソールテーブル用アイアン脚に乗せてみました。

キハダ一枚板 2060×90~270×36㎜【オイル塗装 仕上げ済み】

コンソールテーブル用アイアン脚に乗せてみました。

【自分で仕上げる一枚板】くり【岩手】960×220~330×24㎜【プレーナー仕上げ＆木口カット】

コンソールテーブル用アイアン脚に乗せてみました。

かえで一枚板【岩手】1260×100~560×50㎜【オイル塗装 仕上げ済み】

コンソールテーブル用アイアン脚に乗せてみました。

市販のコンソールテーブル用アイアンレッグに「置くだけ」で使っても良いでしょうし、より安定感をお求めの場合は、ご使用予定のアイアンレッグを当社に送っていただければ、ボルトオンの加工を行った上で、ご希望の一枚板を納品することもできます（別途、工賃が発生いたします）。

長さの加工なども、可能です。ぜひ、お気軽にお電話またはCONTACTから、ご連絡いただければ幸いです。

一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/

木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/