効果的に自然乾燥するために

”ブレンマーPE-400”という液体を使っています。

原木を製材した一枚板を

自然乾燥で乾かしていきます。

製材したばかりの一枚板は

冬伐採の原木であっても

多くの水分を含んでいます。

その一枚板を自然乾燥して

いきます。

乾燥の過程で

一枚板の中に含まれている

水分が木から蒸発していくことで

乾燥していきます。

その水分が抜けたところ(細胞レベル)に

負荷がかかって

木は動きます(収縮します)。

動く(収縮する)ことにより

木は痩せたり、反ったり

割れたりします。

そこで

この液体を使うことにしています。

ブレンマーＰＥ-４００

この液体を一枚板に塗布することで

乾燥によって蒸発した

水分が抜けた細胞に

この液体が入りこむことで

細胞の変形を

止めます。

そのことで

乾燥による

動きを抑える効果があると

いうことです。

未乾燥材であればあるほど

効果が発揮されるとのことです。

この一枚板は

先日に製材した

挽きたての

一番水分が多く含まれている

状態の一枚板です。

まとめ

乾燥の仕方には

いろいろありますが

私達は基本

自然乾燥をしています。

乾燥によって木が動くのですが

その動きを

どれだけ最小限に食い止めるか

というところに

どれだけ労力をかけるか

冬伐採の原木にこだわることや

製材するときの挽き方

製材する厚みの決定

なるべく立てた状態で乾燥させる

ということを

することで

少しでも木が動くことを

防ぐことができるかもしれない

と

思って

やっています。

そこに

ブレンマーという液体を

使うことで

さらなる効果を期待できると

考えています。

半年、一年ほどで

ある程度

結果がでるので

そこで

どの程度

木の動きを抑えることが

できたのかが

ある程度

わかると思います。