こんにちは、木の店さんもく店主の近江です。

「自分で仕上げる一枚板」をご購入頂いたお客様が仕上げた一枚板の使用事例をご紹介します。

お客様が手を加えて個性ある一枚板をどのようにお使いになっているのか創意工夫やアイデアからお客様の「一枚板”愛”」が伝わってきます。

今回は「自分で仕上げる一枚板」をお客様が営むカフェのテーブルやカウンターに仕上げられました。

岩手産ヒバ一枚板のカフェテーブル

今回ご購入いただいた一枚板は岩手県産のヒバ原木から製材した一枚板の両面プレーナー加工＆木口カット加工を施した「自分で仕上げる一枚板」になります。

オイルも塗ってないし割れや耳の皮、朽ちた所もそのままになっている一枚板です。

どこまで仕上げるかは自分の好みでどのようにでもできるところが「自分で仕上げる一枚板」の魅力のひとつのように考えます。

もちろん初心者の方から家具職人、大工さんなどの業者さんまで巾広く使っていただける一枚板となっています。

こちらが今回お客様にご購入いただいた「自分で仕上げる一枚板」のヒバ一枚板です。

岩手県産のヒバ原木から製材して一枚板になったものです。

岩手のヒバも見た目や香りなど青森ヒバと比べても遜色ない一枚板に見えます。

表面はプレーナー仕上げになっていますが、朽ちた所が見えたり割れがあったりします。

耳も仕上がってなくて甘皮や鬼皮のような硬い皮もそのままついていることもあります。

【自分で仕上げる一枚板】ひば【岩手】1300×420~470×42㎜【プレーナー仕上げ】

木の店さんもくへご来店

オーナーの奥様とお父様が見えられて、お話を聞くと現在カフェをオープンするために準備中とのことでした。

お店の工事も進行中で、もう少しでオープンとなるところでカフェに来られたお客様がコーヒーを飲んでくつろいだり、お食事するテーブルやレジカウンターなどに使う一枚板を探しに見えられました。

前もってネットを見ていただいていたようで、お目あての岩手県産ヒバを見つけると「イイ香りですね」とお店の雰囲気と合わせて白系統のヒバの色と香り、そして両耳が付いた形も気に入ったようでした。

長さが1~1.3ｍで巾が30~40㎝ほどの小ぶりな一枚板を数枚お買い上げいただきました。

カフェに行ってきました！

ご来店いただいてから数か月経過したころ、お客様のカフェがオープンしたとのことで行ってきました。

店内に入るとたくさんの植物が出迎えてくれました。

こちらのカフェは花屋を営むオーナーさんが岩手県盛岡市でオープンしたforesta caffé (フォレスタ カフェ)さんです。

カフェは2階で、1階はお花屋さんになっています。

カウンターになった岩手産ヒバ

入り口を入って一番目立つカウンターにヒバ一枚板が使われていました。

長いカウンターになっていて、ケーキのショーケースやレジ、コーヒーサーバーでしょうか、いろいろと置かれていますが、負けずにヒバも主張していてウッディな感じをしっかりと出しています。

長い一枚板カウンターに見えますが、実はお買い上げいただいた1ｍほどの小ぶりな一枚板をつないで長いカウンターにしています。

カウンターをよく見るとつなぎ合わせが見えます。

でも言われなければわからないと思います。そしてつないでいることは気にならないと感じました。

耳も虫食いの跡などもそのまま残していて、いい感じにサンディングされていてワイルド感があります。

白系のヒバに透明のクリアオイルで塗装されているようで、ヒバの濡れ色の黄色味がかった渋い色味に仕上がっています。

短い一枚板をつなぎ合わせた3ｍ以上ある長いカウンター。

長い一枚板ではなくてもこのように使うことができる素晴らしいアイデアだと思います。

植物に囲まれながらくつろげるカフェ

これほど植物に囲まれた空間はカフェの中ではとても珍しいのではないでしょうか。

花屋さんならではのお店づくりですね。

テーブルはすべてこちらで作られたオリジナルになっています。

ケヤキの一枚板を8枚つなぎ合わせて出来ている八角形の大きなテーブルカウンター。

こちらも小ぶりな一枚板をあわせて作られています。

脚も耳がついたケヤキ一枚板をそのまま使って板脚にしています。天板よりも脚の方が厚い板はあまりやらない方法なのですが、実際見てみると全く違和感がないどころか安定感もあるしむしろカッコいいですね。

薄い天板も枚数をあわせることでボリュームが出て脚とバランスよく釣り合っているようです。

「自分で仕上げる一枚板」で作ったカフェテーブル

こちらがお買い上げいただいたヒバ一枚板で作ったカフェテーブルです。

窓に向いていて椅子が2つ、カウンターのような感じで使われていました。

テーブルの前に観葉植物があるので圧迫感もなくてゆったりした気持ちで外をみながら使える感じのテーブルになっていると思います。

こういった使い方はカフェなどのお店づくりのアイデアにもなりますね。とても参考になります。

ヒバ一枚板をご購入いただく際に、ちょっとだけ心配していた40㎝ほどの板巾でテーブルとしては狭くないか、問題があったのですが、実際にランチプレートでいただきましたが、まったく狭さ窮屈さは感じませんでした。

期間限定のランチで食べたタイ料理。「カオヤム」というタイ南部の郷土料理とのことです。

色鮮やかで正直言うと今まで青い色のお米は食べたことがなくて戸惑いましたが、日本のお赤飯も外国の方から見たら同じかもしれませんね。

奇麗に盛り付けされているのですが、大胆に混ぜて食べるらしく恐る恐る混ぜながら食べてみると、今まで味わったことがないスパイシーというかハーブの香りや甘辛い「しょっぱみ」シャキシャキした野菜の触感。

ひとくち食べるごとに微妙な味の違いがあって、最初の一口目よりだんだん口が慣れてきたのか、おいしさがどんどん出てきてあっという間に完食してしまいました。

タイ料理はいままで経験がなくなんとなく見たことはあっても、自分から食すことはなく、今回このタイミングで機会があっておいしさを知ることができました。

食後のコーヒーはアイスでいただきました。

付け合わせのお菓子は「シンガポールクッキー」というらしく、上にキャラメルのカシューナッツが乗っていて、これまたおいしい！

ヒバの天板カウンターテーブルは板脚になっていて、ケヤキ材が使われていました。

朽ちたところなどはパテ補修などはせずにそのまま使われていましたが、問題なさそうです。

使っていると輪ジミなども見えましたが、これもそれほど気にならないのかなと思いました。お店の成長とともにテーブルに付いたシミやキズもいい意味でエイジングのアイテムになりそうですね。

お店の一角の奥まったスペースがありました。

ヒバの天板が使われたテーブルを二つ向かい合わせて4人掛けのテーブルになっていました。

カウンターテーブルを転用したとてもいいアイデアだと思います。

こちらのヒバ天板も朽ちた所や割れの補修はせずにそのままを見せて使っていますが、さらに雰囲気がグッと出ていていい感じです。

こちらの窓際にはケヤキの長いカウンターがありました。

窓とカウンターの間に観葉植物がワンクッションあり視覚効果とくつろぎ感が演出されています。

カウンターに使われているこちらのケヤキ一枚板も長尺ではなく途中でつなぎ合わせています。見た目的には全く違和感ないと感じました。

カウンターの奥行も40㎝までなかったと思います。

通常カウンターで使うとなると板巾60㎝は欲しいということがよく言われますが、天然木一枚板は巾が5㎝、10㎝広くなっただけでかなり価格があがります。それだけ何十年何百年と樹齢を重ねた巨木が必要になるからです。

使い方とアイデア次第で30㎝、40㎝の板巾の一枚板でもストレスなくカッコいいカウンターができると考えます。

1階は花屋さんになっています。2階のカフェには外の入口でもいいし、お花屋さんに一旦入ってから階段を登ってカフェに迎えます。

foresta caffé (フォレスタ カフェ)

岩手県盛岡市本宮1-2-3 2F
forestacaffe@gmail.com

フォレスタカフェのオーナー様スタッフのみなさま、この度はお声をかけていただき、ありがとうございます。

植物に囲まれたステキな空間でおいしいコーヒーを飲みにまた伺います。ランチも楽しみです。

一枚板ともども末永くよろしくお願いいたします。

ご相談はお気軽に

今回のお客様はカフェのテーブルやカウンターに使われる一枚板をご購入いただきました。

「自分で仕上げる一枚板」という両面を削るプレーナー加工と一枚板の上下をカットする木口カット加工されている塗装もされていない半素材の一枚板からご自分で仕上げてテーブルやカウンターを製作されました。

サンディングや割れや補修などの方法やサイズ的なところで気になるところがあったら

ご相談いただければ、ご提案したり対応することが可能です（工賃などは別途発生いたします）。

お気軽にお電話で、またはお問い合わせフォームからご相談いただければ幸いです。

「自分で仕上げる一枚板」販売サイトはこちら↓

自分で仕上げる一枚板

一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/

木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/