けやき一枚板×漆仕上げ

お客様に決めていただいた

けやき一枚板。

けやき一枚板

1600×780~850×70㎜

ウレタン塗装仕上げ

脚は外側に近い部分を使って

半割になった置き脚になってます。

雰囲気があります。

ウレタン塗装されたケヤキ一枚板

この一枚板ができて

20年くらい経つと思います。

ウレタン塗装されています。

木口の割れも少し入っています。

芯から離れている

一枚板で

反りもほとんどないようです。

木は乾燥もすすみ

だいぶ良くなってきていますが

塗装がだいぶ劣化してきて

ウレタン塗装は

経年による木の良さが

表に現れてこないのです。

このケヤキ一枚板を

両面削って

もういちど

仕上げなおしをします。

板を削る

長年保管していたのですが

ところどころに

キズやヘコみが付いています。

これから削りにはいります。

両面プレーナーで

削りが終わりました

大きな反りもなく

両面削っても

それほど厚みは

薄くなることもなく

全体で５㎜程度の

削り落ちです。

白太の一か所に

集中して虫穴と

虫が食べて這ったあとが

目立っています。

耳もきれいに

磨きなおしをしました。

いつもだと

このまま

オイル仕上げ

となるところですが、

拭き漆で

仕上げることになりました。

漆(うるし)塗り

塗りは

漆職人さんに依頼しました。

割れや

虫穴などの補修部分も

漆を混ぜた

パテで埋め補修しています。

脚のウレタン塗装を

はがして

サンダ―で磨きます。

漆は回数を重ねることで

色が濃く

そして

丈夫な塗装となります。

一回目の漆塗り

拭き漆は

漆を塗ってから

そのまま

延々と拭く作業があります。

拭くことによって

漆が木になじんでいき、

艶になっていきます。

塗って拭く

この作業を

くり返していきます。

漆塗り4回目

8回目の漆塗りが終了したところ

脚の塗りも終わり

色濃く艶が出ています。

納品

まとめ

ウレタン塗装された

ケヤキの一枚板

塗装をはがして

というより

板自体を削って

漆に塗り替えした

お話でした。

畳の生活が少なくなったことによって

昔から座敷に置いてある

一枚板の座卓が

使われなくなり

ほぼ放置された状態で

困っているという

相談も受けるようになっています。

無垢材の

一枚板の座卓であれば

リメイクして

ダイニングテーブルや

リビングで使う

ローテーブルなどに

再利用することもできます。

昔の一枚板は

良材だったりすることも

多いので

昔のウレタン塗装を

はがして

リメイクして

オイル仕上げすることによって

まったく雰囲気がかわって

見違えるほどに

生まれ変わることも

よくあります。

長年置いてあるので

乾燥もされて

その家にもなじんでいるので

最高の一枚板だったりします。

古いテーブルがあって

リメイク、リフォームを

お考えの際は

ぜひ

お問い合わせください。