「好みがわかれる?」深みのある独特な赤身の杉一枚板
こんにちは、木の店さんもくの店主です。本日は、滋賀県産の杉一枚板を、あらためてご紹介したいと思います。
サイズは2350×500~1030×48㎜ です。こちらは3年ほど前に秋田の銘木市場で一枚板の状態で仕入れました。
市場に出品されていたこちらの一枚板の形、年輪の細かさ、そして独特な赤身の色に惚れ込んで競りでなんとか仕入れることができました。
乾燥保管したのちオイル仕上げしたものになります。
仕上げる前の素材荒木の杉一枚板
この杉一枚板の特徴
深みのある独特な赤身の杉一枚板です。
年輪が細かく、そして躍動した木目が深みのある赤身の中で際立っています。
片側に株が張ったような形が面白く目を惹きつけられます。
オイルとの相性も良く渋深い仕上がりになっています。
こちらの一枚板は展示倉庫に展示していて、お客様にもご覧になっていただきながら保管しているのですが、見ていると、お客様の中で”好みがわかれる”一枚板のような感じがします。
サイズ的なところでご紹介したこともあるのですが、そのうち女性の方にはあまり印象が良くない感じがしました。
赤身の色と木目が独特だからなのか、私個人としては個性的でオンリーワン感が満載な一枚板だと思うのですが。
赤身のこと
昔の建築や家具などに使われる木材、一枚板や柱などは赤身材を使うことがとても大切なこととされてきました。
樹木には白太と赤身があります。
立木が育っていく過程で白太がだんだんと赤身にかわっていきます。
白太は水や養分を吸い上げる役割があって活動的な部分です。
元気のいい白太が年を取ってくると活動がゆっくりになってきて赤身に代わっていきます。
人間だと白太は「肉や脂肪」赤身が「骨」といったイメージでしょうか。
立木が伐採されて樹木から材木になると、柱や板になります。
なにを言いたいのかというと、木材は赤身のほうが丈夫で、水や虫に強かったり強度があったりするので、日本では昔から建築には赤身材が当たり前のように使われてきたということです。そして赤身の部分だけで建築材になるようなものは、太い樹木からしか取れないのです。
例えばスギだと、日本全国で建築材として植林されているものは30~40年くらいで伐採されて建築用材の柱としていわゆる3.5寸角(105角)、4寸角(120角)などの柱材になることが多いと思います。
その角材で赤身の部分は5~6㎝(500円玉)くらいの大きさになります。
たった500円玉の大きさしか赤身の部分が無いのです。
赤身だけで4寸角(120角)を用意するとなると樹齢80年くらい赤身の巾30㎝くらいの一枚板だと、100年以上の樹齢が必要となるのではないでしょうか。
赤身が多く入った木材は樹齢が高いものになります。
植林された杉
杉という木は、日本全国、北から南まで山にありとても身近な樹木になります。
北は北海道を除く(最近では北海道で植林された杉も市場にでてきました。)本州全域、四国、九州、南の屋久杉はとても有名です。
戦後復興の住宅需要により多く植林されました。
しかし住宅資材の外材化が進み、日本の山にある杉は放置され始めました。
これが花粉症の原因になったり、放置されて荒廃してしまった山が台風災害やゲリラ豪雨による土砂災害を引き起こす事例も目立つようになってきたと思います。
どんな使い方ができるか
こちらの一枚板は元口になるにつれて株が張ったように広くなっています。
PCデスクの天板としてお使いになるのはおすすめします。
広い面を利用してモニターを置いて、ゆったりとしたパソコンワークができそうです。
長さが2mあるので、キッチンカウンターにも合いそうです。
建築材として取り付けなくても、アイアンなどの脚を取り付けて生活に合わせて移動できるカウンターテーブルにするのもよさそうです。
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価格は¥305,800(税込)
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一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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