テーブルリメイク【塗り替え編】思い出のテーブルを新たに!ウレタン塗装剥がしとオイル仕上げのリメイク
木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。
長い間お使いになっていた丸テーブルの塗り替えリメイクのご依頼をいただきました。
お客様はこちらのブログをご覧になってお問い合わせをいただくことになりました。↓
お問い合わせからご依頼までの流れ
お客様からメールでお問い合わせをいただき、その後お電話にて詳しくお話を伺いました。
テーブルの状態を確認するために画像を送っていただき、それをもとにお見積りをご提案。
ご納得いただいた上で、ご依頼をいただく運びとなりました。
こちらが、お客様よりお送りいただいたテーブルの現状写真です。↓
お客様からご依頼のメールをいただいて数日後、同じ市内にお住まいということで、直接テーブルをお持ち込みいただきました。
ご夫婦でご来店され、物腰がやわらかく、とても丁寧な方々。テーブルに対する深い愛着が伝わってきました。
一連の作業を動画でもご覧いただけますので、ぜひどうぞ。↓
実際に拝見すると、画像で見ていた以上に質感があり、脚も太い部分から細くなるデザインで、安定感とスタイリッシュさを兼ね備えた、とてもかっこいいテーブルでした。
テーブルを反対にしてみると、四つ脚があり、おそらく反り止めの役割としての角物が付いていました。
脚はそれぞれボルトネジ式になっていて、回転させながら外せるようになっていました。反り止め材もビスとボルトで固定されており、六角レンチとプラスドライバーで取り外しができました。
作業開始!
いよいよ、ここから作業を開始します。まずはテーブルの裏面から取り掛かります。
#120のサンダーを使い、ウレタン塗装を丁寧に剥がしていくためのサンディング作業を行います。
仕上がりを美しくするため、慎重に進めていきます。
裏面は比較的きれいな状態で、テーブルに塗られているウレタン塗装は思っていたよりもサンディングで落としやすかったです。
裏面はきれいにウレタンを落とすことができました。
次に表面のウレタン塗装を剥がしていきます。
表面は裏面と同じようにウレタン塗装をサンディングで剥がしていくのですが、長年の汚れがウレタンの剥がれたところから染み込んでいるようで、簡単に剝がせるような感じではないです。
何度か丁寧にサンディングを重ね、ウレタン塗装はしっかりと剥がすことができました。
しかし、木の表面の状態がどうにもスッキリせず、なんとなくしっくりこない感じがします。
生地の風合いや質感の判断が難しく、少し悩ましい状態です。
表面のサンディング仕上がりになんとなく気持ち的にモヤモヤが少しのこりますが、オイル塗装することにしました。
オイルでの仕上がり具合でどんな感じになるか見てみようと思います。
まずは裏面から塗っていきます。
裏面は予想通りオイルを塗ることでいい感じの質感に仕上がっています。
表面のオイル塗装になります。
画像では問題なく見えていると思いますが、実物を目にすると、いまいち塗装のしみこみ具合が均一ではないような透明のクリアーなんだけどムラになっているような、そんな感じがします。
このままでもOKな感じがするのですが、サンディングではなく、プレーナーによる削り加工での仕上がり具合を見てみたくなり、さらに悩んでしまいます。
悩んでいても仕方ないので、思い切って表面だけをプレーナーによる削り加工することにしました。
運よく、天板に大きな反りはほとんどないので、裏表の両方ではなく、表面だけの片面を削ることで済みそうです。
サンディングとは違い、天板を削っていくので生地がしっかりとあらわれてきました。
プレーナー削り加工が終了しました。
サンディングで表面を整えていきます。
オイル塗装リベンジ!
果たして仕上がりはどうなるか?
全体にオイルが均一に染み込んだように見えます。ムラもなくいい感じです。
脚と天板裏に付いていた反り止め材のサンディング加工をやっていきます。
脚と反り止め材のオイル塗装
オイルが乾き、各部材を天板に取り付けていきます。
脚の取り付け
リメイク完成しました。
お引き取りとその後
リメイク作業を終え、ご依頼いただいたお客様が引き取りに来られました。
仕上がったテーブルをご覧になり、大変喜んでいただけて、私たちもホッとひと安心です。
そして、お引き取りから数日後――お客様から、嬉しいメールとお写真をいただきました!
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木の店 さんもく 近江 様
S町のOです。 先日は、大変お世話になりました。
我が家のテーブルを素敵に甦らせていただき、ありがとうございます。
このテーブルを購入する際に、ウレタン塗装とオイル仕上げのどちらにしようか迷って、ウレタン塗装を選びました。
ウレタンは、経年による剥がれの心配があったし、オイル仕上げの方が質感が好みだったのですが子供がまだ小さかった為、ウレタンの方が汚れが付きにくいかなぁと決定。
7、8年経った頃から、やっぱりウレタンが所々剥がれ出し… 日に日に無惨になっていくテーブルを見てどうしたら良いんだろうと思っていました。
そんな時、YouTubeでさんもくさんがテーブルのウレタン塗装を剥がし、オイル仕上げをする動画を見て驚きました。
更に、さんもくさんが私と同じ町にある会社であることを知り、本当に感激して直ぐにメールで相談させていただきました。
ウレタンを剥がした無垢の木の質感がたまりません。木の良い香りもします。
これからは自分でメンテナンスできるのも嬉しいです。
今までリビングで使用していたテーブルですが、和室に置いてみました。
とてもしっくり馴染み嬉しくて、直ぐに夫とお昼を食べながら「さんもくさんにお願いできて良かったね」と喜んでいました。
本当に感謝です。
ありがとうございました。
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お客様よりいただいた画像です。↓
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このたびは、素敵なお写真をお送りいただき誠にありがとうございます。
リメイクしたテーブルを気に入っていただけたようで、私たちもこの仕事のやりがいを改めて感じることができました。
本当にありがたく、心より感謝申し上げます。
改めまして、ご依頼いただきましたこと、そして温かいお言葉とお写真をお送りいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
ご相談はお気軽に
長年お使いになっている愛着あるテーブルや、実家やおじいちゃんおばあちゃんの家に昔からある重い座卓など思い出の詰まったテーブルを今の暮らしに合わせてリメイクしてみませんか。
そのような際に、ご相談いただければ、ご提案したり対応することが可能です(工賃などお見積りいたします)。
お気軽にお電話で、またはお問い合わせフォームからご相談いただければ幸いです。
毎月第3木曜日には「さんもくウィーク」
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/
木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
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木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。
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