ご購入の一枚板が“映える”ソファーテーブルに! サワグルミ×タガヤサン×栗の魅力が光る、朽ちた部分もアートに変身
木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。
お客様より、ご購入のサワグルミ一枚板を天板にしたソファーテーブルの製作のご依頼をいただきました。
長さが2mを超えていてソファーテーブルとしてはビッグサイズとなります。
お客様とお話しのなかではソファーテーブルにしたり、壁側に寄せてテレビボードやオーディオボードなどにも使いたいとおっしゃっていたので、生活のスタイルに応じていろんな使用用途をお考えのようです。
お客様が選ばれた一枚板はこちらのサワグルミになります。岩手県差の原木から製材された一枚板です。
サワグルミ一枚板【岩手】2170×570~650×63㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
木目はシンプルであっさりした印象ですが、よくみるとスポルテッドがあったり立木のときに食べられた虫穴があいていたりところどころに景色となっています。
表面とは対象的に耳が甘皮が残り色が濃く出ていて、ビンテージ感があり渋く仕上がっています。
今回の製作を動画でもまとめていますので、こちらもぜひご覧ください。↓
お客様との打ち合わせで、ソファーテーブルの脚は板脚にして、中板を棚板として使うデザインとなりました。
細かいデザインやサイズ感、そして使われる材料は私どもにお任せいただけるというありがたいお言葉をいただき、材料選びやデザインを楽しみながら作らせていただくことができます。
お客様に喜んでいただく作品ができるかプレッシャーもありますが、とてもやりがいがあります。
板脚は岩手県産のクリ材を使います。こちらもよく見ると虫穴がみえるワイルドな材料です。
こちらは岩手産のクリ角材になります。天板の裏側に隠れる部分になりますが、年輪の細かい質の良い材料になります。
この黒い材は地面に設置される脚の部分になります。
アフリカ産のウェンジという木材で、和風住宅の床の間(とこのま)材などとして使われる材料です。
中板として使われるケヤキ材です。青シミがあったりカタチも個性的な一枚板で今回のシンプルな天板との相性は良さそうな気がします。
それほど目立つことのない中板なのでこれくらい主張している方がちょうどいい感じもします。
中板をサンディングで整えています。
出来上がった板脚をサンディングで整えます。
天板をオイルで増し塗りしていきます。
表面は合計3回ほど重ね塗りしていくと、オイルでもしっとりに加えてツヤ感も増してきます。
中板で使われるケヤキをオイル塗装していきます。
板脚をオイルで仕上げます。虫食いとフケたところがオイルで濃く色が出てきました。
東南アジア産の黒檀(コクタン)で作られた楔(くさび)にもオイルを塗っていきます。
ソファーテーブルが完成しました。
板脚の栗材と黒いウェンジ材はどちらも虫食いと朽ちたところが、とてもワイルドであまり目立たない脚部分でもしっかり主張しています。
お客様より嬉しいメールと画像が届きました。
ソファーテーブルが完成し、お客様へ出荷が終わり納品からまもなくしてお客様より画像とメールが届きました。
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このたびはテーブルの製作、誠にありがとうございました。
まず、写真を拝見させていただきました。近江さんがYouTubeで話されていたサワグルミのビンテージ感がとてもよく出ていて、中板もきれいに真っ直ぐ製材されたものではなく、脚にも同じような雰囲気があり、全体としてビンテージ感のある素敵な仕上がりになっていると感じました。限られた予算の中で、こんなに良いものを作っていただけて感謝しています。到着がとても楽しみでした。
そして先日、テーブルが家財便にて無事届き、設置も完了しました。当初は組み立てた状態で出荷されると聞いていたので、「2メートル超えのテーブルが部屋に入るかな?」と不安に思っていたのですが、実際はバラした状態で届けていただけたので、苦労なく搬入できました。
届いた現物を見て、写真やホームページで見ていた以上の迫力に驚きました。配達の方々も「一枚板、大きくて迫力あるなあ」とおっしゃっていました。50インチのテレビを置いてもまだまだ余裕があり、その空いたスペースでちょっとした作業もできそうで、レイアウトを楽しみながら検討中です。
実際のテーブルは、それだけで空間が片付くような大きさで、当初使う予定だった別のテーブルをどうしようかと、嬉しい悩みが出てきています。
もし、こんな素人写真でも使っていただけるなら、自分としても良い記念になります。さんもくさんのSNSも拝見しており、過去の作品がたくさん載っているので、自分のテーブルも掲載してもらえると、たまに見返すことができて嬉しいです。
また、今回使用されたサワグルミ以外の樹種についても教えていただき、ありがとうございます。自分の持つ机がどんな木からできているのかを知るのは、とても楽しいことです。一つの樹種で統一されたものも素敵ですが、いろいろな樹種が組み合わさってできているものも、さまざまな表情があって面白いと感じます。この世に同じものが二つとない“一点物”を持てるのは、とても気持ちの良いことですね。大切に使っていきたいと思います。
今のところの使い方としては、サワグルミの天板の右側にゲーミングPCを置き、テレビをモニター代わりに使っています。テレビはタモの角材で嵩上げし、テレビ台には栃の天板を使用しています。サワグルミと栃の間にはタモの角材でできた空間があり、その隙間にノートPCやゲーミングPCのキーボード、マウスを収め、引き出して使えるようにしています。また、中板のスペースには、ゲーム中に使うヘッドフォンを置いており、まだまだスペースがあるので、今後いろいろと使い道を考えていくのが楽しみです。
今回は本当に素晴らしいテーブルを製作していただき、ありがとうございました。また機会がございましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
大阪府豊中市 Y
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Y様、思いのこもったメールと素敵な画像をいただき、本当にありがとうございます。
ご相談いただいたときから、ザックバランにお話することができ、Y様のイメージをなんとか形にできたのか不安もありましたが、喜んでいただけたようでホッとひと安心ともに、お部屋に鎮座するテレビボードを見て感動しております。
この度はお声を掛けていただき、誠にありがとうございます。
今後とも末永くよろしくお願いいたします。
「脚をどうしよう?」と迷ったら、ぜひご相談ください
今回のお客様のように、一枚板をご購入されてオリジナル家具やカスタムメイドをご希望の場合はもちろん、たとえば、「一枚板はあるけど脚をどうしよう…?」とお悩みの方、木の店さんもくでは、脚だけのご相談も大歓迎です。
構造・見た目・ご予算などを踏まえて、ぴったりの脚をご提案いたします(※工賃別途)。
同じ樹は二つと存在しません。自然が生んだ“一点物”とともに暮らすことで、日々の生活がほんの少し豊かになります。
今回のような“味のある一枚板家具”をご検討の方は、ぜひ木の店さんもくへご相談ください。お客様と一緒につくる、“世界に一つの一枚板家具”。心を込めて製作いたします。
ぜひお気軽に、お電話やお問い合わせフォームからご連絡ください。
毎月第3木曜日には「さんもくウィーク」
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。
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