朽ちが魅力のナラと淡い木目のイチョウ一枚板が仕上がりました(4/24)【新作案内】
こんにちは、木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。
今回は、新たに仕上がった一枚板を2枚ご紹介します。
ひとつは、二股に分かれたフォルムと、朽ちた表情が味わい深いナラ。荒々しさの中に自然の力強さを感じさせてくれる一枚です。
もうひとつは、岩手県産のイチョウ。やわらかな木目と淡い色合いが、静かな存在感を放っています。
どちらの板も、木そのものが持つ風合いや表情をできるだけ活かすよう丁寧に仕上げました。それぞれに異なる個性を持った木たちの魅力を、ぜひじっくりとご覧ください。
岩手産ナラの一枚板 ― オーク色と白太が織りなす、自然の造形美
岩手県の山々で育ったナラの原木から切り出された一枚板。
二股に分かれた部分をそのまま活かした独特のフォルムは、自然が生んだ造形そのもの。 大胆でありながら、どこか調和のとれた美しさを感じさせてくれます。
板全体には、渋みのある赤身が広がり、まさに“オーク色”と呼ぶにふさわしい深い表情。 年月を重ねたような重厚な色合いが、空間に落ち着きと温もりをもたらします。
オイル仕上げによって木の質感が際立ち、白太(しらた)の部分が朽ちかけたような風合いを見せながら、 赤身との濃淡のグラデーションを描き出します。
荒々しさの中に繊細さが同居する、唯一無二の存在感です。 自然が削り出したようなこの板は、見るたびに新たな魅力を発見させてくれる一枚です。
なら一枚板【岩手】1270~1370×450~670×48㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
淡い木目と節が美しい ― 岩手県産イチョウの一枚板
岩手の山から切り出されたイチョウの原木。そこから製材された一枚板になります。
イチョウは、たっぷりと水分を含む特性から、古くから「防火の木」として重宝されてきた樹種。 寺社や城跡、学校や市役所など、地域の大切な場所に植えられてきたのは、その優れた保水力ゆえです。 街路樹や大銀杏としても、どこか懐かしい風景をつくってきました。
この一枚には、まっすぐなラインと、自然が描いた変化のある輪郭が共存し、角度によってまったく異なる表情を見せてくれます。
やわらかな木肌に点在するのは、針節や葉節(通称「ハブシ」)と呼ばれる小さな節たち。繊細なアクセントとして、静かに個性を語ります。
しっとりとしたオイル仕上げが引き立てるのは、木の素朴なぬくもり。 ほんのり色味を帯びた「耳」の部分とのコントラストが、どこか野性味のある魅力を添えています。 ナチュラルでありながら、確かな存在感を放つ一枚。きっと、空間にやさしく寄り添ってくれることでしょう。
イチョウ一枚板【岩手】1900×530~760×58㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
今回の新作案内は、いかがでしたか?
岩手のナラとイチョウ。
どちらも、世界にひとつの一枚になります。好きな方には、とても面白く、興味があったと思います。
今回ご紹介した新作の中で、あなたの心に響いたのはどちらでしょうか?
ぜひ、お気に入りの一枚を見つけてみてください。
展示倉庫では、写真のように脚の上に置いた姿を眺めることもできますので、お近くにいらした際はぜひお立ち寄りください。
また遠方の方で、他のアングルからの写真が見たい、などのリクエストがありましたら、撮ってお送りできますので、お気軽にご連絡いただければ幸いです。
各商品ページに他にもたくさんの画像や動画による解説もありますので、詳しくはそちらもぜひご覧ください。
画像内で一枚板を載せている脚も同時に販売しております。ぜひご覧ください。
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オイル仕上げの一枚板 専門店|木の店さんもく 岩手
木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。
屋号 | さんもく近江銘木株式会社 |
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