「自分で仕上げる一枚板」から生まれた、オーダーメイドのソファーテーブル
木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。
今回は「自分で仕上げる一枚板」をご購入いただいたお客様から、ソファーテーブルを制作するご依頼をいただきました。
ネットショップよりこちらのクリ一枚板を気に入っていただき、当初ご自分で脚を付けてソファーテーブルを仕上げる予定でした。
ソファーテーブル天板のサイズカットによって残った端材を脚材として利用できることになり、当初一枚板をサンディングして耳を整える程度で仕上げるつもりだったところから、そこまでの道具をお持ちでなかったため、ソファーテーブルの製作のご依頼を受けることになりました。
こちらのクリ一枚板からソファーテーブルの天板と脚を利用します。↓
赤い木はアフリカ産のブビンガ材でもう一つの角材は岩手県産のクリ材になります。脚の材料として使います。
カタチも面白みがあって、樹齢が高く年輪が細かく緻密な木目になっています。木目が躍動しているところもあり、存在感ある一枚板になっています。
こちらの動画でもご覧いただけます。↓
一枚板をカットしてメインのソファーテーブル天板を切り出します。
小さい方を縦割りして脚の材料にしていきます。
長さカットで天板のサイズになったクリ一枚板。上部にある木目が動いたところを天板にのせることができて表情ある天板になると思います。
天板の耳をグラインダーで削って整えていきます。
サンディングで天板の両面を整えていきます。
今回は天板の表面を「浮造り(うづくり)仕上げ」にします。ワイヤーブラシで表面をブラッシングして木目の柔らかい夏目を削り、硬い冬目が浮き出るように加工していきます。
凹凸を感じる手触りが楽しめ、見た目も若干立体的に見えます。
出来上がった脚を整えたのち、オイルで仕上げていきます。
天板もオイル塗装していきます。オイルを塗るたびに木目がグッと際立ってきて、一枚板に一層表情が出てきました。
天板に脚を取り付けて完成です。板の向きをいつもとは変えて、赤いブビンガを横脚にしてこのようなソファーテーブルになりました。
今回のソファーテーブルは脚の位置を変えられるように作っていて、脚の間隔を狭くすることができます。↓
天板の長さが約1mとコンパクトだったため、脚の位置を少し内側に寄せることで、ぐっと雰囲気を変えることができました。
天板の長さをカットした端材から作った板脚なので、寄せることで縦割りする前の一枚板の名残も垣間見えます。
脚の取り付け方を二通り試してみたところ、それぞれで印象がまるで違うソファーテーブルに。同じ天板なのに、置き方ひとつで空間の表情が変わるのが面白いところです。
ご相談はお気軽に
今回のお客様は「自分で仕上げる一枚板」をご購入されて、その素材でソファーテーブルを製作するご依頼でした。
気になる一枚板があるけれど予定している脚に合うかどうかわからず不安に感じられていたり、どんな脚にしたら良いのか悩まれている場合は、ご相談いただければ、ご提案したり対応することが可能です(工賃などは別途発生いたします)。
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