無垢材・一枚板などの木材とオリジナル家具|木の店さんもく 木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。当店自慢の木材を使ったスピーカーや時計などのオリジナル家具の販売、ご自宅や店舗に合わせたオーダー家具の制作も承っております。

”マグロの刺し身”と”一枚板”が似ている話

 

木の店さんもくの近江です。いつもご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

木にも赤身やトロがあります。

 

一枚板は原木から製材して得る方法と木材市場などで最初から板になった素材状態のものを仕入れる方法があります。

 

 

どちらも良いところがあるので一概にはいえませんが、魚屋さんでも、魚を丸ごと一匹仕入れて、部位ごとに捌いて刺し身をとったり焼き用の切り身をとったりします。

マグロのような大きな魚だと刺身用に赤身やトロのような柵取りされたものを仕入れて、さらにそこから家庭用に切り分けてから売っています。

 

魚一匹から捌く際のメリット、良いことは、全体がわかることだと思います。

 

魚だったら目玉や尻尾の先まで一匹まるごと見れることで鮮度だったり太り具合がわかるのではないでしょうか。

そして丸ごと魚屋さんが求める切り身を好きなように捌くことができます。

 

原木も似たところがあって、全体をみながらどんな一枚板を製材しようか、割れなどみながら、ここは角材を取ろうかといったように、製材の角度や板の厚みなどを、自分で決められます。

 

まるごと一本の原木から製材した木材はどんな原木から製材したかを知っているので、乾燥して反ったり割れたりした場合でも理由を推測することができ、経験を積むことにもつながります。既に製材された状態で仕入れた一枚板だと、原木がどんなものだったのかについての情報がほとんどないため、こうはいきません。
 

 

 

ケヤキ原木から一枚板を製材している風景

 

 

 

 

銘木市場に一枚板が出品されている風景

 

 

原木をまるごと一本仕入れることは、マグロをまるごと一匹仕入れることに似ていて、原木から一枚板をとることは、まるごと一匹の魚をさばいて赤身やトロや大トロをとることに近い感じがします。

 

自分で仕入れた原木を製材して一枚板を仕上げるときは、この板が丸太のどの部分かを知っているのである程度その一枚板のクセというか動きや割れの予測がしやすいところがあります。

 

 

 

原木から製材して、そこから自然乾燥そして補修やサンディング、オイル塗装この一連の作業を通して一枚板が仕上っていきます。

 

製材直後から乾燥している間も割れてないか、大きく反ってないか気になるのでその都度確認しながら「おお、いい感じに乾いてきたぞ」「まさかこんなに割れるとは、、、、」と一喜一憂しながら一枚板と向き合っているので、それは当然のように愛着が湧いてくるわけです。

 

 

 

まだ仕上げるのが先の乾燥中の一枚板たち。この状態が割れや反りがどうなっているのか一番気になるところです。

 

 

最後の加工作業、オイル塗装中のサワラ一枚板。

 

 

オイル塗装で仕上がった一枚板たち。どんな風に活躍するのかとても楽しみです。

 

 

以前はよく同業の銘木屋さんや材木屋さんが木材が売れたときに「嫁に行った」という表現をしていたのを聞いたことがあるのですが、その意味がとてもよくわかります。

 

 

 

「こんな風に使っています。」とご購入いただいたお客様から届いた一枚板の画像。

 

この仕事をしていて一番うれしいときです。

 

 

 

 


 

 

 
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一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/

【一枚板の納品事例】こんな風に使われています。

 

 

 

木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/

 

 

 

 

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