一目惚れしたトチの原木、S字の美しさをそのままに製材しました
木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。
栃(とち)の原木を製材しました。
土場(原木置き場)に所狭しと積まれたたくさんの原木の中で、ひときわ目を引いた一本。
うねるような曲線と、独特な表情を持ったその姿に惹かれて仕入れてきました。
「これは一度見たら忘れられないな…」そんな印象深い原木が、どんな一枚板に生まれ変わるのか、製材前からワクワクが止まりません。
たくさんの原木の山から何本か選んできました。↓

大きなハサミの様なアームに掴まれてトラックに積まれるトチ原木。とても繊細な操作をする重機オペレーターの技術も脱帽です。

今回仕入れたトチ原木がこちらになります。↓

グネったようなカタチが面白く、近づくにつれてさらにいろいろ見えてきて、皮肌(かわはだ)に現れたくぼみも、製材によって一体どんな材面の一枚板が現れるか興味をそそられます。
たくさんの原木の中から目に止まっただけあって、とても印象深い一本です。
製材では、この曲線を活かせるようにカットしていきます。
木口(丸太の断面)からは、白太(しらた)と赤身の割合がまだ分からない状態。それがどう現れてくるかも、製材の楽しみのひとつです。
製材の様子は動画でもご覧いただけますので、ぜひ覗いてみてください。↓
製材機の台車の上に設置されたトチ原木です。↓ カタチの面白みが強調されています。


製材開始!挽はじめに白太の材面が出てきました。

上に飛び出たコブの部分がどうしても製材機に干渉してしまうので、やむなくカットしました。↓

カットした方を下側にして製材再開です。↓白太の中に赤身が入り始めました。

曲線のRになったところは白太に縮み杢がでています。↓

挽き進めるにつれて赤身の巾が広くなってきました。↓

製材が終わりました。S字の曲線が際立った面白みのある一枚板が数枚とれました。大きな割れや腐れなどもなく、実のある一枚板が製材できたと思います。

トチ一枚板×オイル仕上げ
以前にトチ原木から製材した一枚板はこのように仕上がりました。ぜひご覧ください。↓
お気軽にご相談ください
今回は岩手県産のS字の形が面白いトチ原木から一枚板を製材しました。動画も併せてご覧いただき、いかがでしたでしょうか。
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