一枚板xオイル仕上げの専門店|木の店さんもく 岩手 木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。当店自慢の木材を使ったスピーカーや時計などのオリジナル家具の販売、ご自宅や店舗に合わせたオーダー家具の制作も承っております。

【餅つきの臼を磨き直し】古くなったケヤキ材の臼(うす)をリメイク

木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。

 

最近では各家庭で餅つきをすることも少なくなってきていて(というかほぼないですね)、地元の岩手県でも納屋の中や倉庫に古くなった餅つきの臼がホコリにまみれて置いてあるのをたまに見かけます。今日はそんな臼のリメイク作業をご紹介します。

 

 

昔は各家庭に当たり前のようにあった臼

 

今回はこちらの古くなった臼を磨き直して仕上げます。

臼は一見なんの木でできているかもよくわからないほど黒くなっています。

 

 

ケヤキの臼

 

黒く汚れた臼をよく見て年輪を確認すると、どうやらケヤキのようです。

 

このケヤキの臼をみてて思ったことは、昔は(おそらく戦前かな)各家庭で臼のメンテナンスは当然してたでしょうし、臼自体も自作していたと思います。

 

東北だと屋敷のまわりにある”イグネ”といって、風雪や西日などから屋敷をまもるための杉や広葉樹も当たり前に植えられていました。そんな中で太く育っていった木々は、色々な利用のされ方をしていたようです。

家を修繕したり新築するための建材に、木々から取れる柿や栗などは食糧に、杉の葉や枝は燃料、さらには堆肥にまで使われていたといいます。

 

生活のほぼ全てが屋敷林によってまかなわれていて、それを自分達で消費する自給自足の生活をしていました。

 

このケヤキの臼もその名残と言えます。現代の生活は、そのような生活とはだいぶかけ離れてしまったと思います。

 

臼としては使うことはないのかもしれませんが、ケヤキの丸太をくり抜いて作られている臼は、そこにあるだけでも十分に存在感を発揮しています。

削りなおして磨きを掛けてオブジェとしてもいいかもしれません。

 

 

真っ黒になった臼を削っていきます。

グラインダーで少し削りはじめるとすぐにケヤキ独特の木目がでてきました。

 

ケヤキの臼

 

中も削っていきます。

 

ケヤキの臼

 

大きな割れもなく保存状態の良さが見てとれます。

 

 

オイル仕上げ

 

グラインダーで削ってサンダ―での磨き作業が終わりました。

ケヤキの木目もあらわれてだいぶきれいになりました。

ここからオイルを塗って仕上げていきます。

 

ケヤキの臼

 

塗装に使う植物油の自然塗料オスモカラーは木工品の皿や、お椀、お箸といった木製の食器に塗っても問題なく使うことができます。

 

ケヤキの臼

 

オイルでケヤキが濡れ色で渋くなりました。

 

ケヤキの臼

 

古くなったというよりは、時代によって使われることがなくなってしまい、長年のホコリや風化などで変色してしまったケヤキの臼でした。

 

餅つきとして使わなくてもこれはこれで存在感ある無垢材のオブジェとしていろいろな場面で活躍しそうな感じに思えました。

 

 

ご相談はお気軽に

 

昔は毎年正月になると臼と杵で家族総出で餅つきをしていたけど、ここ10年くらい前からだんだんと少なくなりここ数年で放置していた臼がだいぶ傷んでしまったとのお問い合わせもあります。

朽ちてしまったり虫食いがあったりして、このまままた昔のように使えるのか心配されるかたもいらっしゃいます。

実物を拝見することができれば、補修などのご提案ができます。

ご相談いただければ、ご提案したり対応することが可能です(工賃などお見積りいたします)。

 

お気軽にお電話で、またはお問い合わせフォームからご相談いただければ幸いです。

 

 

 


 

 

 
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一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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【一枚板の納品事例】こんな風に使われています。

 

 

 

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