穴も割れも魅力になる。使えないと思われたケヤキが、グッとくる一枚に生まれ変わるまで
木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。
以前原木から製材して倉庫で保管していた、ケヤキ一枚板。
樹齢が高く木目も躍動している存在感ある一枚板なのですが、大きさも小さめで朽ちた大きな穴が開いていたり、いろいろと補修箇所が必要な一枚板となっています。

普通だとこのような一枚板は手間がかかりすぎる割には売り物として難しい結果になる場合が多く、昔からこのような一枚板を仕上げることはせずに放置されてしまうか、薪などで燃やされてしまうことが多いようなものだと思います。
けれど、このケヤキを見た瞬間、どうしても諦められませんでした。
形は不揃いでも、木目は力強く、独特のうねりや表情には心を掴まれる魅力があります。
今回はこのケヤキをどこまでいけるかわかりませんが、オイル塗装で仕上げるところまでやってみようと思います。
大きく朽ちたところをグラインダーで削り整えています。↓

板のいたるところに穴や入り皮などが入っていて、いわゆるテーブルやカウンターとして機能的な使いやすさとは、だいぶかけ離れています。
しかし形が面白く木目も主張していて惹きこまれる魅力が随所にあります。




完成までにはまだしばらくかかりそうですが、この一枚板が持つ存在感をフルに発揮できるようなグッとくる一枚板に仕上げていこうと思います。
お気軽にご相談ください
今回は、朽ちや割れのある一枚板を丁寧に整えていく作業風景をご紹介しました。
一見「使えないのでは?」と思うような木でも、手をかけることで表情豊かに生まれ変わります。
木の店さんもくの「自分で仕上げる一枚板」にも、同じような補修や仕上げが必要な場合があります。
もし、「どうやって整えたらいいんだろう?」と迷ったら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
「ちょっと聞いてみたい」──そんな気軽な気持ちで大丈夫です。木を扱う楽しさを感じてもらえるよう、できる限りわかりやすく、丁寧にお答えします。
ご連絡はお電話【0191-21-1131】やお問い合わせフォームから、お気軽にどうぞ。もちろん、お店へのご来店も心よりお待ちしております。
「自分で仕上げる一枚板」ネットショップに掲載しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。
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一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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