杢の動いたケヤキを天板にしたティーワゴン

メインの材料はケヤキの一枚板です。

このケヤキ一枚板を天板にして

茶の間で使われる

ティーワゴンを製作します。

厚みが結構ぎりぎりの

薄さの一枚板でしたが

反りなどほとんど見られず

両面プレーナーを掛けても

それほど削らずに

仕上がりました。

杢の動いたケヤキの天板と

その他の側板や底板の

部材もケヤキ材を使っています。

神代ケヤキ

メインのケヤキ材には

赤身で杢の動いた一枚板を使いましたが、

もうひとつ

特徴ある材料を使いました。

それが

神代ケヤキです。

山形県と秋田県に

またがる鳥海山

およそ2500年前の噴火による

火山灰に埋没した

ケヤキ材です。

神代ケヤキと言います。

神代ケヤキを

引き出しの前板に

使いました。

柾目材です。

引き手の先には

黒柿をアクセントポイントに

使っています。

オイル仕上げ

植物油の自然塗料

オスモカラーで

塗装します。

無塗装の生地から

一転して

濡れ色の木目が

浮き出てきました。

完成

オイル仕上げで

木目がはっきりと見えます。

無色の透明オイルですが

それぞれの木が

濡れ色に光っています。

高さ27㎝

巾80㎝

奥行き37㎝

子柱にも

神代ケヤキを使いました。

まとめ

材料は

ほぼ全てケヤキ材で

作った

ティーワゴン

杢の動いた目詰みの良い

ケヤキを天板に使い、

引き出し前板と

子柱には

神代ケヤキを使いました。

ポットを置けるようにして

お茶道具と

お盆を忍ばせておける

スペースを下に用意しました。

生活の中で

なるべく使いやすく

ということと

無垢材のケヤキと

神代ケヤキの

存在感を楽しんで

いただき、

心豊かに日々の

生活を楽しんでほしいです。