「明るさ」や「ざっくりした色合い」から一枚板を選びたい方のためのガイド【明るい木・暗い木はどれ?】
こんにちは、木の店さんもくの店主、近江です。いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
どの樹種がどんな明るさ・色合いなのか、あまりイメージが湧かない。または、特定の樹種にそれほどこだわりはない。しかし「こんな感じの明るさで、こんな感じの色合いの板をなんとなくイメージしているんです」とご相談されるお客様は、少なくありません。

お客様に納品させていただいた、キラキラ景色の「トチ一枚板」&オリジナル脚「脚幸」
本日は「明るさやざっくりした色合いから一枚板を選びたい」と考えられているそんなお客様のために、ごく一般的な例を簡潔にご紹介したいと思います。
明るい板がお好みなら
どちらかというと「明るい」雰囲気の板、「白系で華やかさ」がある一枚板が欲しい。そんな板をダイニングテーブルとして使おうかな、と考えています。店頭で、私がお客様にそんなご質問をされたとします。その場合、とりあえず次の樹種をおすすめしてから、ご自由に展示倉庫内をご覧いただくことが多いかもしれません(これが全てではないのですが、、、)。
それぞれの樹種について一枚づつ、現時点で当店にある在庫品からご紹介いたします。
まず、トチです。トチは「白を愉しむ木」とも言われるほど、明るい白太とギラギラした華のある杢目が特徴です。同時に、深い茶系の赤身を持つ板もあるため、その場合は明暗のコントラストも楽しめます。しかし基本的には「明るい」、陰陽で言えば「陽」寄りの板かもしれません。

トチ一枚板 1450~1800×180~1150×50㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
ひばも明るい色の樹種です。お寿司屋さんや和食・割烹料理店の厨房やカウンターでは、ひばが使われることも多いですね。水に強いこともあり、ダイニング・キッチンで使われたいというお客様におすすめすることが多いです。色は、真っ白なものから飴色に近いものまで、グラデーションはあります。

青森ひば一枚板1330×520~560×47㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
ひばには、トチのような華やかさはないかもしれませんが、清流の流れのような「爽やかな明るさ」がある、とでも言えるでしょうか。
イチョウも「ぱっと明るい」雰囲気の板の代表格ではないかと思います。しかし、キラキラ系の明るさというよりも、「柔らかさ・優しさが感じられる明るさ」かもしれません(とても硬い木ですが)。ちなみにカエデにもそんなところがあります。

イチョウ一枚板【岩手】1910×590~770×76㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
ただ、どの樹種でも産地や個々の原木によって例外がたくさんあり、一概に「トチやイチョウはどれも必ず明るい」ということは言えませんので、そこだけご留意ください。
暗い板がお好みなら
仕事机・勉強机に、あるいは寝室用に、心が落ち着くような暗い色合いの一枚板が欲しい、とご相談された場合、例えば次の3種をおすすめするかもしれません。
それぞれ一枚づつ、現時点で当店にある在庫品からご紹介します。
ダーク系の一枚板でまずおすすめできるのは、ケヤキです。暗さの中にも「落ち着いた華やかさ」とでも呼べそうなところがあり、また、板によってはだいぶ明るい方向のものもたまにあります。しかし白太が映えている場合であっても、全体的に「落ち着いたダーク系」という感じがいたします。

けやき一枚板【高樹齢】1460×380~740×45㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
ダーク系の代表格としてはやはりブラックウォールナット、ということになるでしょう。自然感のあるワイルドなダイニングやリビングで、書斎で、ご自宅のバー空間などで使われているお客様が多いです。この樹種については、この記事で詳しく紹介してありますので、是非ご一読ください。

ブラックウォールナット一枚板 1470~1510×600~1030×43㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
キハダもダーク系に入る板が多いかもしれません。濃厚な暗さ、があるわけではないのですが、赤身の部分が独特な黄金味を帯びた暗さになるものがあり、華やかさと落ち着いた暗さを併せ持つ、不思議な板かもしれません。しかし個体によってはトチのような明るさに転じるものもあり、一概には言えないところです。

キハダ一枚板【岩手】1520×460~520×40㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
上のキハダ一枚板は、落ち着いたダーク系のいい雰囲気が出ていると思います。読書も勉強も趣味も、そしてお酒もはかどりそうな板ですね。
明るいとも暗いとも言えない「中間」な色合いがお好みなら
次に「とても明るくて白っぽい」わけでも、「とにかく暗くて深い茶や黒褐色でもない」ような、いわば「中間」な色合いの一枚板を探しています、という方には、例えば次の3種をおすすめできます。
・クリ(栗)
・サワグルミ(沢胡桃)
・ニレ(楡)
それぞれ一枚づつ、現時点で当店にある在庫品からご紹介します。
こちらは、くりの一枚板です。これなどはわかりやすい例で、キラキラに明るい感じでもなければ、重厚でダークという感じでもなく、マイルドで優しい味わいのカフェオレ、のような感じといえるでしょうか。素朴、という表現もできるかもしれません。パステルカラーや北欧家具が好き、という方にも好まれるかもしれません。

くり一枚板【岩手】1660×450~650×50㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
サワグルミも明暗の中間的な色で、優しさの感じられる個体が多いような気がします。こちらの一枚板はやや明るめですが、、、それでもこの板は「明るいです!」とも「暗いです!」とも言い難い、どちらとも言えない明るさ・色合いかなと思います。

サワグルミ一枚板【岩手】 2180×620~650×50㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
ニレも優しい中間色の板が多いと思います。中間色の中でもややダーク寄りと言えるかもしれませんが、クリのような優しさも感じられます。ちなみに下の写真で奥に見えているのは、明るめ系のおすすめでご紹介したイチョウです。

ニレ一枚板【岩手】2170×650~740×55㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
この「中間的な色」の一枚板は、木の店さんもくでは特に女性の方に人気がある印象を受けます。くりやニレでかわいいかたちのものや、おもしろい瘤があったりするものは、結構すぐに売れてしまいます。
実は明るさや色にこだわらなくてもいい場合も
今回はざっくりと「どんな樹種がどんな色合い・明るさか」というテーマでお話しました。
その上で、最後に面白いお話をひとつ。
「ダイニングキッチン用に、明るい色合いの一枚板を探しにきました」というお客様が、最終的には深茶色の渋いケヤキに決められたり、逆に「ダークな色合い・重厚な雰囲気の板」を探しに来たお客様が、明るく優しい雰囲気のイチョウを買っていかれるようなことも、珍しくありません。
一般的にダイニング空間は明るい色に、書斎や寝室などは暗い色でコーディネートしたい、という方が多いのかもしれませんが、特定の一枚板の「かたち・杢目・全体的な雰囲気」が気に入ってしまえば、それをどの空間でも使いたくなる、ということが多いような気もします。
こんな女性・こんな男性とお付き合いしたい、とぼんやりイメージしていても、一目惚れした相手は「実はいままでそういう人が、自分の好みだとは思っていなかった」ということが、よくありませんか。それに似ていると思います。
一枚板選びのご参考になれば幸いです。記事中の樹種のリンク先は当店の在庫品になっておりますので、是非ご覧ください。
また、岩手県一関市近郊にお住まいの方は是非実物をご覧に当店まで遊びに来てくださいませ。お声をかけていただければ、お客様が気になっている一枚板をテーブル脚の上に載せて、じっくりご覧いただけるようにセットいたします。社員一同、お客様のご来店を心よりお待ちしております。
木の店さんもく・今月の営業スケジュール
当店の営業スケジュールにつきましては、下のページからご確認ください(お電話でのお問い合わせ・ご注文は営業時間内にお願い致します)。
| 日付 | 営業時間 |
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| 平日(月~金) | 9:00~17:00 |
| 土・日(祝日含む) | 9:00~12:00(午前中のみ) |
※急な予定変更がある場合もございますので、ご来店前の確認をおすすめいたします。
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