リメイク依頼で送られた画像が「スゴイ木目」だった!
木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。
今回はお客様からご依頼いただいた、座卓天板をリメイクする内容とっています。
メールよりお問合せ
お客様よりお問合せメールをいただきました。
今回のご依頼はメールをいただくところから始まりました。
いただいたメールがこちら。↓
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「御社で購入した製品以外のリメイクは可能でしょうか?
祖母が使用していた座卓(幅120cm, 奥行54cm〜82cm)をシェルフへのリメイクを考えております。」
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リメイクの場合は木の店さんもくよりご購入いただかなくても承ります。
祖母さんが長年お使いになっていた座卓を譲り受けて、シェルフ(飾り棚)に作り替えたいというご希望のメールでした。
座卓の天板を三ツ割にカットし、それらを棚板に使うイメージで受け取りました。それほど大きくない天板なので、シェルフの側板などは別な木材を使うようになるのだろうか、などいろいろなことが頭の中をめぐっていきます。
とはいえ、実際の天板を見ないことには始まらないので、お客様に現状の画像を送っていただくようにお願いし、後日、座卓の画像が数枚送られてきました。↓

四つ脚の上に載った天板には天然の耳が見えて出入りが際立ったカタチのおもしろい存在感ある座卓でした。
しかも天板を見ると、躍動した木目が随所に見えます。一見高樹齢の杉かと思いましたが、よくみると、なんとケヤキのようです。

全面に動いた杢がはいっていて、ちょっとこの天板を三ツ割するのはもったいない思いがでてきました。しかしこれはお客様の持ち物で、今回は、この天板を三ツ割にして棚板として利用し、シェルフに作り替えたいというご希望でしたので、こちらから「あまり切らないほうがいい」と強く言うのも、少し違うような気もしました。

しかし、実際にこちらの天板を三ツ割にしたとして、シェルフとして使えるだけの板が取れるのかというと、なかなか難しいところがあります。もともとカタチにも出入りがあり、三ツ割にするのも簡単ではありません。そのことをお客様にお伝えしたところ、「そんなにスゴイ木だとはおもっていませんでした」「三ツ割しない方がよさそうですね。」「今後何になるかは置いといて、そこまでのものだったら、天板のみ塗装の塗り替えをしてリメイクできませんか?」とのお話をいただきました。
こうして当初予定していた「座卓をシェルフに作り替える」という方向から、天板だけを活かしてリメイクすることになりました。
今回の内容を動画でもまとめていますので、ぜひご覧ください。↓
後日お客様より座卓が送られてきました。↓ テカテカの塗装がされていて、そこから見てもケヤキの緻密で動いた木目が見えます。素晴らしいケヤキの老木天板だと思います。

座卓の裏側には幕板があり、八角形の四つ足が付いていました。↓

幕板は組まれていて、四つ角に脚がはめ込まれていました。この座卓を製作した職人さんのすばらしい技が見えます。

幕板も八角形の脚もケヤキ材で、脚はしっかり固定されていましたが、クギなどは使われてなく、引き抜くことができました。↓

天板から脚をはずしました。

天板の両面を削る
ここから天板のリメイク作業に入ります。まずは両面を削っていき塗装を剥がして、平らにしていきます。
機械のカンナで削るのですが、今回のカンナは硬い塗装で刃がかけてしまうので、あらかじめ表面のウレタン塗装を剥がす作業をしなければなりません。
グラインダーで表面のウレタン塗装を剥がしています。塗装の粉が真っ白です。↓
塗装を剥がして、ある程度木地がでてきたのでここから機械カンナで平らに削っていきます。

天板のほうは、反りも軽微で削りも少なくて済みそうなのですが、元の厚みがそれほどないので最小限、ギリギリで削っていきます。

削りの後は、サンディングで磨いていきます。

最後の作業は、植物油の塗料でオイル塗装になります。

オイルを塗ることで、ケヤキの木目が表に現れてきました。とても緻密でいたるところで動きある杢を見ることができます。

リメイク完成しました。↓ 老木ケヤキの躍動した木目の景色と、オイルでしっとりした肌触りを楽しめる仕上がりになりました。

ローテーブルの脚の上に載せてみました。↓

アイアン脚の上にのせて椅子で使うイメージ。↓

思い出ある長くお家にあるテーブルや、実家の片隅に眠っている古い座卓をどうにか今の生活で使いたい。そんなご相談をいただくことがよくあります。
天然木の一枚板の場合、座卓として畳の部屋で使われていたものが多く、昔のテカテカ塗装でコーディングされた表面にはキズや汚れが目立ち、年月の経過を感じさせます。
しかし、その塗装の下には、今ではなかなか手に入らないような良質な天然木の一枚板が隠れていることも少なくありません。
反りや傷みの状態を確認しながら両面を丁寧に削り直し、オイルで仕上げると、その表情は驚くほど変化します。
「本当に同じテーブルなの?」と驚かれることもしばしばです。脚を取り付けてダイニングテーブルやPCデスクとしてリメイクすれば、現代の住空間にも自然に溶け込みながら、存在感のある家具として新たな役割を担ってくれます。思い出はそのままに。暮らし方に合わせて形を変えながら、これからも長く使い続けていくことができます。
一枚板のリメイクは、単なる修理ではなく、天然木がもつ個性を引き出し、形を変えながらその時代の生活の中で家族とともに、さらに次の代へと受け継がれていく文化の継承とも言えます。
ご相談はお気軽に
長年お使いになっている愛着あるテーブルや、実家やおじいちゃんおばあちゃんの家に昔からある重い座卓など思い出の詰まったテーブルを今の暮らしに合わせてリメイクしてみませんか。
塗装の塗り替えや、座卓からダイニングテーブルに大きくイメージチェンジ。
ご相談いただければ、ご提案したり対応することが可能です(工賃などお見積りいたします)。
お気軽にお電話で、またはお問い合わせフォームからご相談いただければ幸いです。
毎月第3木曜日には「さんもくウィーク」
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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