2枚の一枚板で3枚接ぎ合わせ天板【ヒノキ座卓】
岩手県産ひのき天板の座卓
もともと
ヒノキが自生していない
岩手県ですが、
戦後に高度経済成長による
日本の住宅増加を見込んで
杉とともに
たくさん植林されました。
岩手の原木市場でも
一枚板になるような
直径50㎝ほどの原木も
少しずつみるように
なってきました。
接ぎ合わせ天板の製作
以前
岩手県産のヒノキ原木から
製材した一枚板です。
巾は40~45㎝ほどあります。
こちらの一枚板から
テーブル用の
天板を製作します。
2枚の一枚板から3枚接ぎの天板に
一枚板を2枚並べて
接ぎ合せることではなく、
1枚の板をタテ割にして
もう一つの一枚板の
両側に接ぎ合せる
3枚接ぎ合わせにしています。
両側が柾目に近い
見え方になるので
自然な感じに近い
テーブル天板に見えます。
欲を言えば
接ぎ合せ部分になる
白太を取り除きたかったです。
広い巾になることを
優先しました。
この接ぎ合わせ方は
そのままでは
なかなか使うことが難しい
芯持ちの一枚板を
有効に使う方法にも
なると思っています。
ローテーブル(座卓)の製作
接ぎ合せ天板が
出来上がり
脚を付けます。
高さ40㎝の
ローテーブルになります。
天板につける脚材
それぞれ違うので
脚の位置や向きを
いろいろ吟味しました。
ヒノキの天板に
打って変わって
脚の材料は
アフリカ産の
パドック材を使います。
鮮やかな赤と
白太のコントラスト
脚などの脇役として
使うと
効果的なアクセントポイントに
なると思います。
オイル塗装
四つ脚が付いて
木工仕事は完了です。
これから
塗装仕上げです。
植物油の自然塗料
オスモカラーで
クリアー塗装します。
塗装動画です。
完成・納品
完成した
ローテーブルを
新築のお家に
納品です。
ウッディな和モダンで
リビングスペースの
掘りごたつとして
使われます。
ひのき接ぎ合せ天板(3枚接ぎ)
1800×900×45㎜
植物油のオイル仕上げ
ローテーブルの高さ40㎝
まとめ
ヒノキ一枚板を2枚
それを3枚に
接ぎ合せてつくった
テーブル天板です。
アフリカ産のパドック材を
脚材として使い
四つ脚にしました。
カラマツの無垢フローリングの
床板の上に
掘りごたつとして
使われます。
今はまだ
新しく瑞々しい
無垢材が
年を追うごとに
経年変化で
それぞれの
色合いに変わっていくことでしょう。
それもまた
無垢材と暮らす
楽しみのひとつです。
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木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。
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