木曽五木でも知られる木、岩手産の椹(さわら)にオイル仕上げしました。
数年前に岩手県産のサワラ原木を地元一関(いちのせき)の原木市場で仕入れました。
サワラの自生北限は岩手県花巻市あたりとされています。
木曽五木
木曽桧の産地で江戸時代、尾張藩による伐採制限された、いわゆる木曽五木のひとつです。
水に強く、軽く加工性がよいことから桶や風呂の蓋、檜と違って香りがないことからカマボコ台としてつかわれることが多いようです。
製材機の台車に乗った岩手産のサワラ原木
桧に似た材面です。
製材されて一枚板になったサワラ材
自然乾燥、両面プレーナー削り耳仕上げ、割れ、節穴補修などもろもろの工程を通過してオイル仕上げとなります。
サワラは針葉樹ということもあるのですが乾燥は早いほうで冬伐採された原木はさらに乾燥期間は短縮されるように思います。
オイル仕上げ直前のサワラ一枚板
こちらのサワラ一枚板は大きめの節が入っており、全体的に節が景色となっています。
樹齢はそれほど高くなく、年輪巾も細かくはないが、杢には動きがあり、目を楽しませてくれます。
節穴や割れなどを補修したところです。
芯から離れている一枚板。赤身の巾も広く、全体的に統一感があります。
表面はブラッシングによるうづくり仕上げです。
オイル仕上げ
オイル塗装の動画です。
植物油の自然塗料オスモカラーでオイル仕上げ。色はつけていません。
透明のクリアー仕上げです。
まとめ
岩手県のサワラは原木市場に出品されていてそれほど珍しいという樹種ではないのですが、あまり岩手県ではサワラという木は知られていないような気がします。
製材で一枚板になったサワラを仕上げました。
さわらは水に強いので洗面ボウルをのせて手洗いカウンターもよさそうです。
キッチンカウンター、テレビ台、PCデスクなどカウンターとして使われると良さそうです。
カウンター使いが基本となると思いますが、
柔らかい木なのでキズやへこみは生活のなかで必ずでてくるところでしょう。
コップなどの輪ジミ防止にコースターなどを使って気を付けることで、汚れによるストレスが緩和されると思います。
経年による変化も楽しめる一枚板です。
「さんもくデー」の詳細は、
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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