一枚板の割れ補修方法を解説

実演解説

一枚板の割れや節穴の補修を

実演しながら解説しています。

この日は

住宅の施工業者さんが

補修の方法を習得しに

来店されました。

こちらの大工さんは

自社の建物に

無垢材を多く使いたいと

長年、地元中心に一枚板や

無垢フローリングなどを使った

家づくりをされています。

技術があり、信頼もあり、

地元で安定的に住宅を

着工されている業者さんですが、

この日もお越しいただき、

知識を得る努力をされて

さらなる向上を目指しています。

頭が下がる思いで

私たちも見習っていきます。

なら一枚板の割れ

ならの一枚板を用意して、

割れている部分の補修に入ります。

自然乾燥中によくある

木口の割れです。

まず用意するのは

瞬間接着剤

アロンアルフアなどホームセンターや

100均などでも売ってます。

木の割れはそのまま残します。

この補修は

割れが無かったかのようにみせたり

割れをなくすような

補修ではありません。

割れは自然のものですので

そのまま見せる補修方法です。

自然のまま違和感なく

景色となるような

補修を心がけます。

割れが少し広い場合は、

”おが屑”を詰めてから

接着剤を入れていきます。

おが屑(おがくず)

調味料の入れ物に

おが屑を入れて使っています。

割れたところに

おが屑を詰めていきます。

必須アイテム硬化スプレー

割れに瞬間接着剤を入れています。

瞬間接着剤を

さらに硬化速度を速めるために

瞬間接着剤硬化スプレーを

吹き付けます。

スプレーすることで

瞬間接着剤を瞬時に固めます。

これがすごく大事です。

硬化スプレーは必須アイテムです。

おが屑と瞬間接着剤で

割れを埋めました。

この後に植物油のオイル仕上げをして

完了となります。

この補修方法はとても単純で

簡単にだれでもできるはずです。

オイル仕上げでメンテナンス向上

オイル仕上げを施した一枚板は

メンテナンスがしやすいので、

生活の中で使われた一枚板の

テーブルやカウンターは

お家の中での過乾燥による

軽度な割れなどは

この方法で補修が

比較的簡単にできます。

愛着をもってメンテナンス

この補修方法は誰でもできる単純かついつでもできる補修方法です。

オイル塗装されている一枚板や無垢フローリング。

生活の中で割れてしまったり、虫穴ができた場合。

メンテナンスしながら無垢材を共に生活を豊かに

楽しんでいただけたら幸いです。