たくさんの歴史を刻んだ一枚板

樹齢の高い

ひのき一枚板を

オイル塗装で仕上げました。

板には節だけでなく

だいぶ大きな

節の腐れや欠け

青シミなど入っていて、

野趣あふれる

一枚板になっています。

プレーナー削りで

平らに仕上がった

ひのき一枚板

年輪がとても細かく

樹齢の高いヒノキです。

シンプルな板目の中に

うねりのような流れがあり,

おもしろい表情をしています。

これだけでも

なんだか

見入ってしまう

個性的な一枚板です。

長い間に

厳しい環境のなかで

ゆっくりゆっくり

少しずつ育っていき

その中で

いろんな出来事を

節腐れや傷として

自分の体に

刻んでいるようです。

けっこうな大きさの

”いびつ”な節腐れもありました。

パテ埋めで

自然な感じで補修できました。

なかなか手ごわい

節欠けでしたが、

まわりの杢が

入り組んで模様が

存在感を出しています。

こちらも大きな節腐れの部分です。

オイルを塗ってみて

どんな感じになるのか。

オイル塗装

オイル塗装の模様を

動画でご覧ください。

オイルによる塗装で

脂分が多い桧が

さらに

深みある濡れ色を出しています。

ひのき一枚板
2800×500~600×60㎜
植物油のオイル仕上げ

パテ埋め補修したところも

いい感じで

雰囲気を損なわずに

仕上がりました。

上品な

和風の住宅などには

使うことは

躊躇されるような

板なのですが、

樹齢が高く年輪が

細かい一枚板で

若い桧とは違い

どの部分をみても

味わい深い表情を

見せています

脂分が豊富に含まれていて

桧特有の芳香が強く、

オイル塗装での発色も

グッと深い色味が

出ています。

リノベーションした

古民家カフェなどの

カウンターにしても

面白そうです。