【ひのき一枚板の着色】ヒノキの着色塗装は注意が必要です
木の店さんもく、店主の近江(おおみ)です。ご覧いただき誠にありがとうございます。
今回は「一枚板に着色する」場合にちょっと注意が必要です、という内容になります。
※こちらのブログでは実際には着色塗装の実例はしてません。
こちらのヒノキは原木から一枚板に製材して、両面をプレーナーで平らに削り割れや穴を補修してサンダーで磨きました。
ここから植物油のオイル塗装に入ります。
木の店さんもくでは基本的に材料に着色するという考えがなく、一枚板をそのまま、なるべくありのままを残して仕上げるようにしています。
ですので、今回も着色塗装ではなく通常通りのオイルのクリアー(透明色)の塗装になります。
オイル塗装
植物油の自然塗料オスモカラーで塗装します。
塗装はいたって簡単単純で、気を付けるところは「とにかく薄く塗る!」だけです。
といっても薄く塗るってどれくらい?と思わるので目安は塗るための刷毛(はけ)やウエスに「ほんの少しだけ」オイルを付けて塗装します。
そうすると塗っている途中でいくら塗り進めても刷毛やウエスからオイルがなくなるので塗れなくなります。
でもそこが大事なポイントで、オイルが足りない状態でこすってこすって塗り伸ばす。この時が薄く塗ったという状態になります。
言葉ではなかなか伝わりづらいところもありますので、下記にあるyoutube動画をご覧いただけると、ご理解いただけるかと思います。
ヒノキなどの白木は透明仕上げを勧めます
ヒノキは脂分が多い木なので含浸性のオイル仕上げの場合、脂っけの多い部分とそうでないところの差によってオイルの吸い込みにムラがでてきます。
透明のクリアーではそれほど目立つことはないし経年で馴染んできます。
ヒノキに着色塗装は注意が必要
しかし着色する場合は注意が必要です。
チーク色やウォールナット色など濃い茶系の場合はそれほどでもないですが、オーク色やパイン色などのすこし明るめの着色だと色ムラがでる可能性が高くなります。
もともとヒノキや青森ヒバ、マツなどは着色せずに白木を景色として鑑賞する木なので、経年の変化を含め、そのままの色を楽しむことをお勧めします。
※着色されたい場合は粗めの番手(#80など)のヤスリを使ってサンダー仕上げの後着色塗装をすると色がしっかり材に染み込んでくれるのでそれほど色ムラが目立つことはなくなると思います。
あわせてこちらもご覧ください
ひのき一枚板の解説とオイル塗装動画
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オイルは何がいいんだろう? 耳のところの塗装はどうすれば? どこで塗ればいいの?
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