絞面皮柱(しぼり めんかわ はしら)

床の間に使われる床柱

床柱(とこばしら)といいます。

木の店さんもく は

もともと

というか今現在もですが、

和風建築の床の間や座敷に

使われる床柱や床の間材を

扱っています。

得意分野の一つです。

昔ほど頻繁ではありませんが

たまに床の間がある建築に

携わることがあります。

杉の床柱

杉の床柱というと

普通の4寸角でも杉角柱が

あるので

なかなか床柱という

イメージが浮かばないと思います。

杉は杉でも

絞り丸太を作る杉を利用しています。

北山杉絞面皮床柱

京都北山で発祥した

北山丸太は600年ほどの

歴史があるといわれ、

茶室や数寄屋材として

必須な建築アイテムとして

受け継がれてきました。

丸太の四方を切り落とした

面皮柱となっています。

表面は浮造り仕上げにしています。

本来の面皮(めんかわ)柱は

丸太の四方を

チョウナで斫る(はつる)ことで

面(つら)を付けていく方法となります。

最近の面皮、

そして

今回の柱は

製材機で四方を切り落としているので

正式には面皮柱とは

言えないと思います。

そうはいっても

絞り丸太の表面を製材した

台面の杢目は素晴らしく、

鑑賞に値するものであると

考えます。

オイル仕上げ

植物油のオイル塗装

オスモカラーで

塗装をしていきます。

絞面皮床柱を使った事例

千葉工作店

床柱：北山杉絞面皮柱
床框：北山杉磨タイコ
落掛：桐貼物落し掛け

1間(6尺 1820㎜)床の間

川崎工務店

床柱：北山杉絞面皮柱　太さ150㎜
床框：けやき無垢
落掛：けやき無垢
床板：けやき無垢

半間(3尺 910㎜)

今野ハウジング

床柱：北山杉絞面皮柱
床框：北山杉磨タイコ
落掛：榁(ムロ)変木

半間(3尺 910㎜)

サクタ工務店

床柱：北山杉絞面皮柱　150㎜
床框：黒塗面皮框
落掛：桐貼物落掛け

一間(6尺 1820㎜)