一枚板が反るタイミング

一枚板が大きく動くとき

原木の丸太の状態から製材されて

一枚板になった木材は

今までの環境から四方を外気にさらされる

樹からすれば非常にショッキングな

状態といえます。

空気にさらされて水分が6面から抜けていく

製材直後から数ヶ月〜1年がが一番動く時期ではないでしょうか。

例えばテーブルサイズやカウンターサイズの一枚板

長さが２ｍほどで

巾がカウンターサイズで500くらい

テーブルサイズで800くらい

厚みが4～7㎝ほどの

一枚板の場合

製材したての生材から

数か月から一年ほどが一番動く期間だと

思います。

そこを過ぎると

ある程度は安定します。

そして

次に動くタイミングが

プレーナーで削られたり

長さを切られたとき

要は削られたり切られたり

したときに新しい面や木口が

空気にさらされて

木が呼吸することで動きます。

新しいお家で反ります、割れます。

その次に動くタイミングが新しいお家に納品されたとき

新しいというのは

新築ということではなく、

一枚板が新たに

設置される空間ということです。

今まで保管されていた

倉庫とは違い

新しい環境では

暖房やエアコン、そして

気密の高い新築のお家で

木が動きます。

オイル仕上げをする意味

オイル仕上げをすることで

見た目だったり汚れ防止などは

もちろんですが、

もうひとつ良いことがあって

それは

オイル塗装をすることで

一枚板の呼吸を

緩やかにしてくれる作用が

期待できます。

植物油のオイル塗装は

水などがしみ込みにくくなる

撥水効果があります。

撥水するけど

木の呼吸は妨げません。

木はゆっくりと呼吸を

することができます。

木が持つ本来の機能を損なわずに

経年の変化を少しずつ見せてくれます。

そのころには

乾燥もさらに進み

一枚板の動きは安定していきます。

一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/

木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/