切り出されたばかりの輪切りを仕上げました。

お客さんからのご依頼で

イチョウの輪切り材を整えてオイル仕上げします。

お客さんの実家にあったという

イチョウが伐採されたということで

庭に生えていたイチョウを思い出の

何かに利用できないかと

輪切りにした状態でご相談に見えました。

持ち込まれたときは

輪切りになってまだ間も無くで

大きな割れはなく

綺麗な輪切りに皮もしっかりとついています。

2、3日で割れが入り始めて、

一週間ほどすると

かなり大きな割れになってきました。

これは

輪切り材には良くあることで

どうしても芯の影響を受けて割れが出てくることが多いです。

一ヶ月ほどおいて割れが落ち着いたので

仕上げをしていきます。

まずは

プレーナーで両面を平に削っていきます。

イチョウ輪切り加工動画

プレーナーで削る際に

唯一心配だったのが

刃にぶつかって輪切りについている皮が

取れないかということだったのですが、

今回は大丈夫でした。

両面平に削れました。

大きな割れをパテ補修

大きいところでは

指が入るほどの開きが出ている割れを

パテ埋め補修していきます。

今回の補修は割れが大きいので

基本は杉皮を詰めていって

100均で売っているエポキシ樹脂の接着剤で

固めていく方法でいきます。

パテ埋めした状態で

ここから割れが生じないか

しばらく様子見のために

2週間ほど置いておきました。

仕上げ作業再開

ここから輪切り材を

綺麗に仕上げていくための作業になります。

まずはグラインダーやサンダーを使って

パテ埋めしたところを整えていきます。

今回の一番大変な作業の

耳の整え作業。

地味に手作業でコルク状の耳を

いい感じになるように整えていきます。

オイル塗装

最終工程のオイル塗装です。

両面、耳皮を満遍なく塗っていきます。

完成

一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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