岩手県産キハダ一枚板

今回はキハダの一枚板を

解説してみました。

動画でも同じように

この一枚板を解説していますので

ご覧ください。

キハダ一枚板
1850×350~540×48㎜
植物油オイル仕上げ

岩手県産キハダ一枚板

岩手県の原木市場で

仕入れました。

キハダの分布は日本全国。

中国や北朝鮮、ロシアなどです。

北海道に幅広や良材が

多くありましたが、

最近ではめっきり

少なくなったようです。

岩手の原木市場では

数量は少ないですが、

出品されています。

漢方薬になる内皮

内皮がこの木の名前に

由来する鮮やかな黄色です。

この黄色の内皮は

黄檗(おうばく)という

漢方薬で胃腸薬として

使われているそうです。

そして

鮮やかな黄色は

染料としても

利用されています。

赤身は淡いチョコレート色

杢目はクリなどに似ていて

はっきりした年輪が見えます。

このキハダの一枚板は

年輪巾は大きくて

若木のようです。

赤身の色は濃く出ていて

淡いチョコレートのような

色合いになっています。

ところどころに

縮み杢が出ています。

形が特徴的な一枚板です。

この一枚板は耳の部分が

シワのように縮んでいて、

表面の縮み杢にも

なっています。

大きな節も

アクセントポイントに

なっています。

槐の代用品だったことも

少し前まで

キハダは和室の床柱に

使われる

槐(えんじゅ)の代用として

売られていたことも

ありました。

「新エンジュ」という名前で

流通していたこともあります。

オイル仕上げ

植物油の自然塗料

オスモカラーで

オイル仕上げしています。

エキストラクリアーで

一回目を塗装して

よりワックス成分が豊富な

床用の

フロアークリアーで

2回目の塗装をしています。

カウンターとして

形が特徴ある一枚板なので

人の目につきやすい場所に

使われることをお勧めします。

カフェカウンターなど

住宅だと

キッチンカウンターや

水に強い性質なので

水廻りにも向いています。

洗面ボウルを乗せて

手洗いカウンターも

よさそうです。

経年が楽しみ

キハダという木は

経年で色が濃くなる傾向があります。

淡い茶色から

年数を経て

チョコレート色になっていきます。

この一枚板も

ブラックウォールナットのような

濃い茶色にも

なりそうです。