【200年を超える時を刻んだ杉一枚板】 ― 美しさと力強さを宿した、特別な一枚 ―
木の店さんもく、店主の近江です。ご覧いただきありがとうございます。
今回ご紹介するのは、樹齢200年を超える杉の一枚板。
数年前に仕上げたものの、まだその良さが知られていないのか、ずっと控えめに佇んでいます。
けれど、この一枚には確かな存在感があります。
テーブルにぴったりなサイズ感と、高樹齢ならではの深みある艶。
長い年月を経て育まれた木目は、まるで自然の記憶を静かに語るよう。
今こそ、この板の魅力を改めて知っていただきたく、再びご紹介いたします。
年輪が語る、200年の気候の記憶
この杉の一枚板には、過去200年以上の気候変動の痕跡が刻まれています。
年輪が広い年は、温暖で木がのびのびと育った証。反対に、目を凝らさないと数えられないほど細かい年輪は、成長が抑えられた寒冷な年を物語っています。
自然と共に生きてきた一本の木が、その身に気候の歴史を閉じ込めていたのです。
木裏には大きな腐れが…それでも、活かす
木裏には大きな腐れがありましたが、接着剤を使ってパテ処理を施し、表面をしっかりと固めて仕上げました。木のもつ物語も、手をかけることで新たな価値として生まれ変わります。
植物由来のオイルで、しっとりと
仕上げには、植物油を主成分とした自然塗料「オスモカラー エキストラクリアー」を使用。
木の質感を損なわず、しっとりと深みのある濡れ色で、美しさを際立たせています。
▶ 塗装の様子は動画でもご覧いただけます!
完成した一枚板の魅力
赤身が美しく広がり、白太(しらた)が上下にバランスよく入った、品のある一枚。芯を外した材なので、反りや割れにも強く、安定感も魅力です。
こちらからもご覧いただけるように芯から離れている一枚板です。
すぎ一枚板【高樹齢】2250×760~800×65㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
今回ご案内した一枚板は、いかがでしたか?
展示倉庫では、脚の上に置いた姿を眺めることもできますので、お近くにいらした際はぜひお立ち寄りください。
また遠方の方で、他のアングルからの写真が見たい、などのリクエストがありましたら、撮ってお送りできますので、お気軽にご連絡いただければ幸いです。
各商品ページに他にもたくさんの画像や動画による解説もありますので、詳しくはそちらもぜひご覧ください。
画像内で一枚板を載せている脚も同時に販売しております。ぜひご覧ください。
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オイル仕上げの一枚板 専門店|木の店さんもく 岩手
木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。
屋号 | さんもく近江銘木株式会社 |
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