一枚板ができるまで
原木や素材から一枚板ができるまで
一枚板は、原木の丸太からはじまり、
いろいろな作業工程を経て
できあがります。
木の店さんもくでは
一枚板を作り上げていく
日常の作業として
以下のことを行っています。
一枚板ができあがる過程には
上記の作業の間に、乾燥や仕分け作業
皮剥きなども行っています。
仕入れ
仕入れは
地元一関や盛岡の原木市場から
岩手県内や岩手周辺の地域から伐採された
丸太を仕入れています。
また
木材市場などに出掛け
製材された一枚板を仕入れることもあります。
銘木市場などで
一枚板の競りが行われていて
そこで仕入れています。
さらに全国各産地の工場やメーカーさんから
一枚板を仕入れます。
製材
原木市場から仕入れた丸太を
製材所に持ち込んで
一枚板に製材してもらいます。
製材に立ち合って
原木の太さ、長さなどサイズ
そして丸太の形をみながら
製材していきます。
乾燥
原木から製材された一枚板は
生材となります。
市場などから仕入れた一枚板は
製材後数か月から1年ほどの未乾燥材や
ある程度乾燥された状態で
仕入れたりしています。
生材、未乾燥材ともに
木の店さんもくでは
自然乾燥(天然乾燥)をしています。
プレーナー
プレーナーとはカンナ掛けのことです。
乾燥した一枚板は
製材されたときの状態と同じではなく
だいたいは
反っていたり、ねじれていたり
大きな割れ、または小さな割れ
が入っていたりします。
そのままの状態では
建築の一部や家具の一部に使うには難しいことが多く
表面、裏面を削っていき
両面を平らにしていきます。
経験的に多少削って平にする程度の
反りや割れであれば
その後の一枚板として使ってもらっても
問題はないと考えています。
テーブルやカウンターとなった一枚板が
置かれている環境によって更に乾燥して動いた場合でも
問題ない反りや割れ程度に納まるような
一枚板として使っていただくのですが、
中には乾燥の過程で
飛行機のプロペラのようにねじれたり
割りばしを連想するような大きな
割れが入ってしまったりする
板も出てきます。
それほどに動いた一枚板は
プレーナーで平らにしても
その後また大きく動くことが
予測されるので
無理やり削ることはせずに
長さを切ったり
巾をつめたりします。
大きな動きの元となりそうなカ所を
切ったりして外すことによって
サイズは小さくなりますが
一枚板として使うことができます。
補修
乾燥によって割れが入っても
軽微な小さなものはパテ埋め補修をします。
虫食い穴や
節の欠け、節まわりの腐れ
節穴なども
切り落としたりせずに
補修して一枚板の一部として
使っていただきます。
補修で気をつけていることは
一枚板が持っている雰囲気を損なわずに
自然の状態を残しながら
景色となるように
補修できるように心がけています。
塗装
最後の作業は塗装になります。
木の店さんもくの
一枚板の仕上げ塗装は
植物油のオイルを使っています。
ドイツにあるオスモ社の
「オスモカラー」を
およそ20年前から使用しています。
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/
木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/
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木の店さんもくは、岩手県一関市で1964年に創業した木材やオリジナル家具などを販売している木のお店です。地元岩手を始め、国内産・海外産の無垢材、一枚板、銘木など豊富に取り揃えております。
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