秋田の銘木市場へ仕入れに行ってきました。

秋田県能代市にある

銘木市場に行ってきました。

秋田県銘木センターは

杉の銘木造作材

おもに和室建築の杉無垢化粧材を

取り扱う木材市場です。

杉の中でも

樹齢の高い巨木からとれる

天井板・腰板・戸板・床柱
建具材・長押・廻り縁・鴨居

そして

ここ数年のメインは

厚板と呼ばれる

杉一枚板になります。

出品業者のほとんどが

能代の銘木業者さんが

全国から丸太を買い付け

昔からの高い製材技術により

杉造作材から一枚板まで

市場に出品しています。

杉の天井板

和室が少なくなっていますが、

ここにはいつでもたくさんの

杉無垢天井板が出品されています。

杉無垢天井は

主に竿縁天井として使われます。

競りが行われます。

市には全国から

木材業者、銘木業者さんが

買い付けにきます。

今回の市は

いつもより業者さんも

少なかったですが、

そんな中でも目を引く材には

掛け声が上がり

競りの盛り上がる場面も

いくつかありました。

杉を中心とした一枚板が

大小立て掛けられて

並んでいます。

今回の仕入れ

下見していた時に

目に留まった

天然秋田杉の一枚板

テーブルの天板になる一枚板です。

色が濃く出ており、年輪巾が狭く

下に行くにしたがって

杢が躍動して

どこを見ても景色になる

一目ぼれした一枚板です。

こちらも

天然秋田杉

数年前の伐採制限から

めっきり出品が少なくなっており

最近としては珍しく

出品が目立っていました。

今年初めに

国有林の天然秋田杉の原木が

近年ではみないほど

多く出品されていたので

一枚板になって

今回の出品になったようです。

青森ひば一枚板

節が入った

青森ひば一枚板

長さが4メートルあります。

樹齢の高い青森ひば

年輪も細かいです。

そして

節もしっかり根付いているものも多く

いい感じの景色となっています。

反っていたり、割れがある板も

中にはありましたが、

乾燥がだいぶ進んでいるので

何枚かはすぐにでも使えそうです。