イタヤカエデ原木から一枚板を製材

岩手県一関市の原木市場で仕入れた

イタヤカエデの原木です。

原木のサイズは

1.6m×48㎝となっています。

みた感じ

横に平べったい楕円形になっていて

その向きで広い板が取れそうです。

皮肌が波打っていてボコボコしています。

この外皮からどんな木目の一枚板が

とれるのか、それとも取れないのか、

期待感と興味が湧き出てきます。

原木市場でのイタヤカエデの動画

しばらく放置していて

あっというまに雪降る季節になってしまいました。

このイタヤカエデの原木を製材します。

数ヶ月の間に放置していて

すっかり鬼皮がとれて

波うった皮肌が現れています。

製材する向きは

巾広い板が取れる方向に製材機の台車にセットしました。

原木の両木口からの割れが

製材方向とは真逆にはいっているので

そこだけが少し不安があるのですが、

皮肌のボコボコ感が出そうな

この向きで製材していきます。

製材開始

毎度のことですが、

挽く方向を決めて

製材開始、

台車に乗った原木が

だんだん帯ノコに近づいていく、

楽しみと不安が入り混じった

緊張の瞬間になります。

製材動画

最初に挽いた材面です。

白太の中に

青シミが少し見えます。

だんだんに

製材した材面が広がっています。

今回の製材の中で

原木の一番いいところが出てきました。

芯を避けたところで

一番巾が広い部分です。

原木を回転させて反対側を挽いて行きます。

新割れで最後の一枚は

大きく割れています。

60㎝ほどの板が数枚取れて

全体的にはまずまずの

一枚板が製材できたと思います。