カツラの原木と思っていたら、、、

今回はカツラだと思って仕入れて

製材したら

まったく違う樹種だった

という話になります。

岩手の原木市場で仕入れたのは

およそ1年ほど前になります。

季節的には冬伐採の原木を仕入れる最後の市場だったかと思います。

挽き始めてみると

クリーム色の白太を想豫していたのですが、

あれ？　なんかカツラの材面と違う感じがしました。

年輪がほとんどわからない感じで

どこまでも白太な感じです。

製材した一枚板はとても軽く

厚いもので70とか75㎜の板を挽いたのですが、

びっくりするほどの軽さで

一瞬、桐（きり）かと思うほどでした。

そして挽き面がとてもボサボサで

製材機のノコが切れなくなったとしても

こんなにボサボサになるかなと思うほど。

製材した時点ではカツラではない

ということだけはわかりましたが、

この木がなんなのかは

その後、原木市場のスタッフに画像を見てもらい

軽さのことと、材面ボサボサを伝えると

「ああ、もしかしたら、サワグルミですね。」と教えていただきました。

沢グルミはその名前は聞いたことがある程度で、

今まで扱ったことがなく、

未知な原木でした。

原木は天然素材で似たものもよくあるので

今回のようなことでもなければ

サワグルミという木を仕入れることは

なかったんじゃないかと思います。

そういった意味だと

いい経験になったかなと思います。

今後、自然乾燥を経て

一枚板として

どんな仕上がりになるのか

楽しみです。

現時点でこんなに軽いので

もしかしたら

そう遠くないうちに

プレーナーなどできるかもしれません。

その時は

また紹介していきますので、

お楽しみに。

一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
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