朽ちてたり、節まわりが躍動している一枚板をオイル塗装したらこんなに変わりました。
岩手産のヒバ一枚板をオイル塗装で仕上げました。
岩手県産のヒバ一枚板をオイルで仕上げていきます。
盛岡の原木市場で仕入れた原木を製材しました。
長さが4mほどで40cmほどの直径で太さはそれほどでもないのですが、
全体に節が目立っていた原木で、
住宅などの建築用材としては敬遠されていた感じの原木なのかなあと思います。
でもこのたくさんの節が自分の心に刺さったところでもあります。
今回紹介しているヒバ一枚板の原木を製材している動画はこちらです。
製材所ではヒバの香りが立ち込めていました。
製材された一枚板をしばらく自然乾燥で保管していました。
だいぶ乾燥が進んだようなので仕上げることになりました。
保管されていたヒバを倉庫から出したところ。
製材された状態でここから両面プレーナー加工から
補修やサンディングなどの作業をしていきます。
オイル塗装直前のヒバ一枚板です。
大きく朽ちたところもいい感じでパテ補修されて
ここからオイルでどんな感じになるかとても楽しみです。
オイル塗装のこと
オイル塗装ではドイツで作られている、植物油の自然塗料「オスモカラー」を塗っています。
うちではもう20年以上オスモカラーを使っていますが、
汚れなど防ぐため、ある程度の保護目的であれば
いろいろ出ているオイル塗料系でも問題ないと思います。
主役は一枚板、無垢材と考えているので
毎日の生活のなかでテーブルやカウンターとして使っていて
台拭きんなどで拭いたりしていてだんだんオイルの効果はなくなっていくのですが、
それに変わって木の中からツヤの成分が少しづつでてきて
無垢材が長い年月のなかで自分を保護するようになっていくと考えています。
高樹齢の無垢材を自然乾燥で乾かす
無垢材である一枚板が本来、内に持っている、
ツヤの成分を失いたくないために人工乾燥をせずに自然乾燥にこだわっているところでもあります。
樹齢1000年を超える屋久杉を人工乾燥させることは
この業界では誰もしないことかと思います。
ヒバは特に脂分の多い木材なので
経年によるエイジングはとても楽しみなところでもあります。
植物油のオイル塗装&解説動画
オイルをひと塗りするたびに
ヒバの濡れ色と動きのある木目が現れてきます。
ひば一枚板【岩手】3800×230~440×35㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
オイル塗装で艶っぽい濡れ色になっています。
ここは入り皮のようになっていて窪んだところで
杉皮や接着剤をつかってパテ埋めしました。
ひば一枚板【岩手】3800×230~440×35㎜【オイル塗装 仕上げ済み】
「さんもくデー」の詳細は、
一枚板はこんな風に使われています【一枚板の作品&使用事例】
https://kinomisesanmoku.co.jp/blog/29283/
木の店さんもく 一枚板の販売サイト【商品一覧】
https://kinomisesanmoku.co.jp/products_cat/%e4%b8%80%e6%9e%9a%e6%9d%bf/
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